ボカとの決定戦の末、アルゼンチン前期リーグを制したエストゥディアンテス。現役時代はインテルやラツィオ、アトレティコ・マドリーなどで活躍したディエゴ・シメオネ監督が今シーズンより指揮を執る同チームは、リーグ終盤で本命ボカ・ジュニオルスに追いつき、見事に決定戦でボカを下して、念願のリーグ制覇を果たした。そのトゥディアンテス優勝の立役者となったFWウーゴ・マリアーノ・パボーネに対して、イタリアのジェノアが獲得に乗り出している。ジェノアといえば、かつてカズ(三浦知良)がプレーしたことで、日本のファンにも馴染みが深い。今シーズン、セリエBながら豊富な資金力を備えており、チャンピオンズリーグでも活躍したビジャレアルのフィゲロアを約19億円で獲得するなど、話題を提供している。パボーネの代理人はジェノアからオファーを認めているが、それ以外にもスペインのレアル・ソシデダからも獲得の意思を伝えられているという。果たして、のオファーがあることを明らかにしている。バティストゥータの再来、あるいはクレスポの後継者とも称されるアルゼンチンの“新兵器”が、いよいよヨーロッパデビューする時が近づいてきた。