15勝3分。圧倒的な強さで06年を締め括ったインテル監督ロベルト・マンチーニが18日、MFフィーゴを絶賛した。

セリエA第18節の行われた23日、首位インテルは後半開始から出場したフィーゴの大活躍により、ホームで難敵アタランタを2−1で撃破した。1点ビハインドで迎えた後半20分、フィーゴが魅せた。老獪なドリブルで相手守備陣を翻弄したフィーゴは、アドリアーノの復活ゴールをお膳立てする完璧クロスを送った。相手DFのオウンゴールもあり、かろうじて2−1勝利を飾ったインテルは今季負けなしで06年を締め括った。

試合後マンチーニ監督は「フィーゴが入ってからガラリと変わった。試合に出たり出なかったりの日々が続く彼が、自分に対して怒っていることは分かっている。だが、彼のような偉大なプロフェッショナルには(怒りの感情など)影響を及ぼさない」とコメント、ピッチ上で常に結果を出すフィーゴを絶賛した。

優勝候補本命インテルは勝ち点「48」、2位ASローマに「7」差をつける首位でクリスマス休暇に突入。全てが好転する今季のインテル。障害物レースを繰り広げるライバルをよそ目に、早くも折り返し地点を通過した。