不正に対する制裁として、セリエBに降格したユベントス。多くの選手が他クラブへと移籍する一方、ブッフォンやデル・ピエロら、自ら残留した選手もいる。しかし、残留した選手の中には、移籍を希望したものの、クラブ同士の交渉が不調に終わり、やむなく残留した選手もいる。ダビド・トレゼゲもそんな選手のひとりだ。トレゼゲはフランス代表、そしてチャンピオンズリーグでプレーすることを強く望んでいるためで、本人は母国のリヨンへの移籍を果たしたいと考えていた。ここ数年、チャンピオンズリーグにおいて、あと一歩のところで涙を呑んでいるリヨンも、計算できる戦力としてトレゼゲの獲得を求めていた。そのため、先日トリノにラコンブGM、オーラ会長が訪れ、ユベントス側と直接交渉が行われた。しかし、交渉の結果、ユベントス側はリヨンへの移籍を拒否している。ユベントスが否定した理由は明らかにされていないが、これで1月の移籍マーケットでもトレゼゲは移籍できない公算が高くなった。さて、トレゼゲの心中やいかに?