ドイツワールドカップでイタリア代表を優勝に導いたマルチェロ・リッピ氏の現場復帰は、どうやら来年の4月以降になりそうだ。同氏はイタリア国内紙のインタビューにて、「ワールドカップ後、クラブだけではなく、メキシコなど代表チームからのオファーも受けた。来年春以降には、現場に戻るために動き出そうと思っている」とコメント。多くの成功に加え、ワールドカップ優勝監督という新たな勲章を手に入れただけに、それも当然の話だろう。しかし、どのオファーを受けるかに関しては、慎重な態度を崩さない。「監督を務めるにあたっては、明確なチームプロジェクト、フロントとの信頼関係、生活のクオリティを重視しなければならない。チームが優勝を狙うことが出来るかそうでないかはあまり関係のない話だ」。リッピ氏にはアンチェロッティの後任としてミラン入りの噂もあるが、されているが、これについては「イタリアのクラブからのオファーはひとつも届いていない」と否定している。さて、休養期間を経てリッピ氏はどんな決断をするのか。クラブか、代表監督か? 注目が集まる。