20日(水)未明、サンティアゴ・ベルナベウで行われるレアル・マドリー戦を観戦するためにマドリーに向かっていたレクレアティーボファンを乗せたバスが高速道路でトラックと衝突。4名が死亡、35名の負傷者(重・軽傷含む)を出すという大惨事となった。

00:35分にウエルバを出発した観戦ツアーバスは、高速道路A−49(セビージャ・ポルトガル国境)の33.8キロ付近でトラックと衝突。女性1名、男性3名の計4名が死亡。負傷した35名はセビージャ、ウエルバの病院に搬送されている。現在、ウエルバ警察が事故の原因を調査しているところだ。

この大事故を受け、レクレアティーボのフランシスコ・メンドーサ会長は、20日、21時キックオフとなっている対レアル・マドリー戦の延期を要請。

「大惨事となった。今この瞬間、フットボールは二の次だ。試合の延期は最も当然であり、人道的でもある」。

同会長は、‘Radio Marca’の番組内でそうコメント。レアル・マドリーとプロサッカーリーグ(LFP)に延期の要請をし、会長自身はウエルバに向かっている。LFPのハビエル・テバス副会長は、「試合延期への反論はない。いずれにしてもレクレアティーボ、レアル・マドリー、スペインフットボール連盟と話し合い、決めることになる」とコメントしていることから、試合延期の可能性もでてきている。