先月26日にイタリア国内で演説中、突然気を失って倒れたACミランのベルルスコーニ会長。イタリア国民およびイタリアサッカー関係者は、その容態を危惧していたが、このほどアメリカのオハイオ州にて同氏の心臓の手術が執り行われた。執刀したナターレ医師は術後、「完璧に成功した」とコメント。職務復帰に対しても、回復すれば問題なしとの見解を示した。ベルルスコーニ会長といえば、クラブの長としてカリスマ性を発揮し、また、首相の座は辞したもののいまだ政界への影響力は大きい。それだけに、早期の職務復帰を望む声も高まっている。もちろん本人もそれを望んでいるようだが、今後の経過を見ながら、無理せずに段階的に復帰していくことになりそうだ。