バルセロナの輝けるニュースター、リオネル・メッシの獲得に前向きな姿勢を示しているインテルのモラッティ会長は、彼の獲得に7000万ユーロ(約110億円)に加え、アドリアーノを付ける用意をしている、とイタリアの有力紙は伝えている。これが事実ならなんとも驚きの金額であり、モラッティ会長の並々ならぬ野心を感じさせるエピソードだ。またインテルのモラッティ会長は、現在ミランと共有しているサン・シーロを離れ、クラブ独自のスタジアム建設の構想も抱いているようで、報道によれば「2011年中までに建設したい」としている。ちなみにイタリアは2012年のユーロ開催の最有力候補とされており、それに合わせた発言である。これまで移籍マーケットの主役になりながらスクデットを逃してきた状況を乗り越え、モラッティ会長は着実に夢を叶えようとしている。新スタジアムでメッシがプレーするのを見るまでは、会長職から退くことはなさそうだ。