八代英輝弁護士、ダウンタウン松本側は「お粗末な訴訟戦略」…訴訟取り下げに「ひるおび」で指摘
TBS系情報番組「ひるおび!」(月〜金曜・前10時25分)が11日に放送され、松本人志が「週刊文春」との訴訟終結を発表したことを取り上げた。
番組では、第2回弁論準備が予定されていたこの日を前に、なぜこのタイミングで松本が訴え取り下げに至ったのかなどを分析した。コメンテーターの八代英輝弁護士は、争点をあぶりだした後の証人尋問などが始まると「双方とも譲れない状況になっていて、裁判の取り下げるタイミングが、のちになると難しくなる」と指摘。証人尋問、本人尋問が始まる前段階、争点を明確化する弁論準備の間に取り下げを決断したと推察した。
八代氏は「ただ、正直言って、お粗末な訴訟戦略だと言わざるを得ない」とバッサリ。「当初から裁判の流れは分かっていたこと。特に代理人にとっては。立証しなければならない、争点を認否しなければいけないから、今が取り下げのタイミングだ、という見解には普通ならないように、アドバイスして進めて行くはずだと思う」と、代理人の戦略について私見を述べた。さらに「振り上げた拳を、和解という形ではなく、取り下げという実質敗訴のような形で下げなければならなくなったことは、大きな誤算だったのでは」と話した。