リアム・ペイン(C)アフロ

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 イギリスのボーイバンド One Directionの元メンバー リアム・ペインが、10月16日に31歳で逝去した。

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 現地メディア「LA NATION」(※1)によると、リアムはアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルに滞在中、3階バルコニーから中庭に転落。通報を受けて駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。約13~14メートルの高さから落下したとみられ、蘇生の可能性はなかったとのこと。

 リアムは、今月2日に開催されたOne Direction元メンバー ナイル・ホーランの公演を観るためにアルゼンチンを訪れていた。落下について、現時点で事故か故意かは判明しておらず、現地当局が調査を続けている。

 One Directionは、イギリスのオーディション番組『The X Factor』シーズン7をきっかけに、2010年7月23日に結成されたボーイバンド。翌年9月にシングル『What Makes You Beautiful』で全英チャート初登場1位を獲得し、同年11月のデビューアルバム『Up All Night』では全米アルバムチャート(3/31付 ビルボード200アルバムチャート)初登場1位をはじめ、全世界17カ国で1位に輝き、世界的なブレイクを果たした。グループは2016年3月に活動休止を発表。リアムは2017年5月にシングル『Strip That Down』でソロデビューし、世界総売上枚数(CD換算)500万枚を突破するなど才能を発揮していた。

 この発表を受けて、「青春のすべてだった」「温かく沁み渡るような歌声、大好きでした」「再結成を待ち望んでいたけど永久に叶わなくなった」などSNSを中心にファンからは悲しみの声が溢れている。

(文=伊藤聡志)