西田敏行さん

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俳優の西田敏行さんが17日、亡くなったことがわかりました。76歳でした。俳優としてのこれまでの経歴を振り返ります。

公式サイトのプロフィルによると、西田さんは1947年11月4日生まれ、福島県郡山市出身。明治大学を中退し、1970年に劇団青年座に入団しました。同年に、『情痴』で初舞台を踏み、1971年に舞台『写楽考』で初主演しました。

■代表作『西遊記』『池中玄太80キロ』『釣りバカ日誌』

その後、数々の映画やテレビドラマに出演。

ドラマ『西遊記』では、猪八戒役で人気を博しました。その後、出演したドラマ『池中玄太80キロ』では、亡くなった妻が残した3人の娘と暮らすことになったカメラマンを演じ、人気シリーズとなりました。

また、1988年に第1作が公開された映画『釣りバカ日誌』シリーズでは“ハマちゃん”を演じ、愛されるコミカルなキャラクターを20年以上務めました。

■『敦煌』に『学校』…日本アカデミー賞で数々受賞

これまで、数多くの賞に輝いてきた西田さん。なかでも日本アカデミー賞では、多くの賞を受賞してきました。第5回日本アカデミー賞では、『北斎漫画』で優秀助演男優賞に輝いたことを始め、第12回には『敦煌』で、第17回には『学校』『釣りバカ日誌6』で最優秀主演男優賞を受賞しました。

そして、2008年には紫綬褒章、2018年には旭日小綬章を受章しています。

近年も、『アウトレイジ』シリーズ、『新解釈・三國志』、『ドクターX』シリーズなどに出演し、活躍していました。