直前まで動画を投稿していたペインさん(ロイター)

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 英ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のリアム・ペインさんが16日、滞在先のホテルから転落し急死した。31歳だった。故意か事故かは不明。

 米メディア「TMZ」によると、ペインさんは16日午後5時過ぎ、アルゼンチン・ブエノスアイレスのパレルモ近郊のホテル滞在中、3階のバルコニーから中庭に転落したという。

 ペインさんは恋人の米俳優ケイト・キャシディと9月30日にアルゼンチンに到着し、一緒に休暇を楽しんでいる様子をSNSに何度か投稿した。ワン・ダイレクションのナイル・ホーランのコンサートのためにアルゼンチンを訪れており、メンバーたちはそのコンサートで再会した。キャシディは14日にアルゼンチンを出発したと伝えられている。ペインさんはアルゼンチンに残り、パレルモのホテルにチェックインした。

 目撃者らは、ペインさんが同日早朝、「ロビーで異常な行動をしていた」と語る。ノートパソコンを壊し、部屋まで連れ戻されたという。警察は「薬物やアルコールの影響下にある可能性のある攻撃的な男性」を調べるために呼ばれたと報じられている。

 ペインさんは16歳でワン・ダイレクションに加入した。大成功を収めたが、以前、飲酒と薬物に苦しんでいたことを認めており、自分のライフスタイルが一時「懸念の種」になったことを認めていた。グループは2016年に活動休止した。