《今、米残して帰った女子2人 見てたらdmください》

 10月10日、とあるラーメン店がXにそんな投稿をした結果、大炎上している。

「ポストは、埼玉県三郷市にある家系ラーメン『横浜ラーメン 三郷家』の店主があげたものです。同店はライス(大・中・小。自己申告制)を希望者に無料で提供しており、自己申告でライスを希望したにも関わらず、米を残して無言で帰った女性客2人に対して、店主が投げかけたポストです」(社会部記者)

 冒頭のポストは、12日18時時点で4265万回というインプレッションを記録。2000件近いリプライがつくなど、かなりの注目度となっており、批判的なポストが殺到している。

《また上から目線のラーメン屋か ちょっと気に入らない事したらSNSに客を晒すようなラーメン屋には絶対行かない なに勘違いしてるん?》

《そんなことSNSでやらないでください。怖いです。残すことはいいことじゃないが、犯罪でもなんでもないし、有料にすればいいじゃん》

《言いたいことはわかるしごもっともだけどこんな煽るような書き方店がしちゃ駄目だろ!》

 帰った客に一方的にダイレクトメッセージを要求する姿勢に「怖い」という意見が殺到したほか、

《DM貰ってどうするの?》

《万が一DMが来たらどう対応するのでしょうか?お説教?店としてあまりいい印象を与えないポストに感じてしまいます。》

 などの指摘も寄せられた。

「お店側からの一方的なDM要求に対して、なかには、女性客を口説こうとしているのでは? などの声もあがりました。状況を詳しく説明していなかった書き方のせいで、あらぬ憶測も呼んで、炎上してしまったのでしょう」(同前)

 すると、店主は冒頭のポスト10分後、

《本当は店にベタベタベタベタ注意書を貼りたくないし 少しずつ注意書が増え見た目が悪くなり今でも心底嫌ですが一席毎にライス残し厳禁を貼ります。

 それでダメなら無料ライスは終了かフォロワーサービスとします。ちゃんとした方にはご不便をおかけし申し訳ありませんご了承ください》

 と投稿。これに対しても、様々な意見が寄せられるなか、店主は再度、Xに、

《ちょいちょい勘違いしてる人が居るので言うとライスは自己申告にしました。その結果残す 体調が悪くとか、食べれなかったは受け入れると言ってます。張り紙もしてます。

 無言で帰る人に言ってますよ。ウチの店はほぼSNSを介さないと知ることが無い店だから、もし本人が見てたらと言ってます》

 とポストし、改めて店側の意図を説明した。フード系ライターが語る。

「こうしたラーメン店独自のマイルールをめぐっては、しばしば論争が起こります。今年の3月には、麺のあとにスープに浸すなどして食べる『追い飯』を食べ残した中学生の客に、お店のルールとして明記している“一発芸”をさせて、SNSに動画を公開した人気油そば店の店主が、大炎上したケースもありました。

 今回のケースがここまで炎上したのは、やはり書き方、伝え方の問題でしょうね。最初のポストだけだと、お店側は何をしたいのか、何を伝えたいのか、わかりません。最初から、ライスは自己申告制度であることや、ライスを残して帰ったお客さんの何を伝えたいのか説明していれば、ここまで荒れることはなかったでしょう」

 もう少しやり方を考えるべきだったかもしれない。