国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)=2023年7月、ウィーン

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 【ニューヨーク時事】国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)は11日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授与決定は「核兵器禁止条約の推進に勢いをもたらす」と述べ、歓迎した。

 ニューヨークの国連本部で記者会見した。

 中満氏は、核禁条約の成立への貢献など「(被団協は)核軍縮分野における成果の陰の立役者だ」とたたえた。その上で、核禁条約に否定的な日本政府に対し、締約国会議へのオブザーバー参加を検討するよう求めた。