ドジャース・大谷(提供・共同通信社)

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 「ロッキーズ1−2ドジャース」(29日、デンバー)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)がレギュラーシーズンの全162試合を終え、2年連続本塁打王と初の打点王の2冠を確実にした。54本塁打、130打点はナ・リーグトップ。打率はメジャー7年目で自己最高・310を記録したが、1位に4厘届かず、三冠王は惜しくも逃した。敵地でのロッキーズ戦は4打数1安打1盗塁だった。タイトルは全チームの試合が終了する30日(日本時間10月1日)に確定する。

  ◇  ◇

 −今季一番記憶に残った出来事は。

 「いろいろ記憶はありましたけど、まずは1年間安定して(試合に)出られたのが一番、自分の中で良かったですし、ケアをしてくれた人たちやサポートしてくれた人たちに感謝したい」

 −ロバーツ監督はヒットを狙っているのかなと話していたが、バッティングで変えたことは?

 「ヒットの方にシフトしたってことはないですけど、いい打席を送りたいなと思ってたので、もう一段、打撃の質で言うと、先が見えたのが後半は良かったんじゃないかなと思います」

 −三冠王は意識していたのか。

 「それはあんまり考えてなかったですかね。どのぐらいの差があるのかとかもよく分かってないですし。とりあえず自分のいい打席を送りたいなと思っていました」

 −ポストシーズンに向けて、準備の面で何か特別なことをするか。

 「ここから先はシーズン中に積み上げた成績とか数字っていうのは意味がないので自分の調子を維持すること。気持ちを切らさずに過ごしていきたいなと思っています」

 −リハビリはポストシーズン中も継続するか。

 「継続はするとは思いますけど、一番大事なのは試合なので。そこに支障がないと思えば、継続的にリハビリは続けていくと思います」

 −休み期間に投手とは対戦するか。

 「実戦感覚を養わないといけないと思うので、どれが一番いいのかというのを、僕も初めての経験なので探しながらやりたいなと思っています」

 −シーズンで一番記憶に残ってるシーンは?

 「一番は分かんないですかね。その時その時でうれしさもありますし、これからまだポストシーズンがあるので、あんまり今、シーズンを振り返るってことはないので、それよりいい思い出がこの先くるように努力したいなと思ってます」

 −高いレベルで健康にプレーできた要因は。

 「毎日同じルーティンをしっかりこなせたと思いますし、周りの人のサポート。僕1人のルーティンではできないので。毎日同じ時間に同じことをなるべくできるようなスケジュールを話し合いながらできたのが良かったのかなと思います」

 −後半戦に入り先が見えたというのは。

 「バッティングの質が良くなっていったかなと思うので、トータルして見た時に、結果を出しにいく過程がすごい良くなってきたんじゃないかなと思ってます」

 −家族、愛犬のサポートは力になったか。

 「1人でいるよりも、なんて言うんですかね、野球以外を考える時間も多くなったりとか、それがいい方向に。自分の中でグラウンドにいる時により野球に集中できるようになったのかなと思って。感謝したいですね」