「日本版ライドシェア」参入へ 鶴丸交通と市丸タクシーが申請
タクシー業界ではコロナ禍以降、運転手不足が深刻な課題となっています。そうした中、2種免許を持たない一般のドライバーを活用する日本版ライドシェアに、市丸グループの2社が参入へ向け申請していたことが分かりました。
九州運輸局鹿児島運輸支局へ日本版ライドシェアの申請をしたのは鹿児島市と種子島で営業する市丸グループのタクシー会社、鶴丸交通と市丸タクシーです。対象となる地域は、鹿児島市と種子島の1市2町です。
日本版ライドシェアは、タクシー会社が主体となりタクシーが不足するエリアや時間帯で一般ドライバーが自家用車を使い客を有料で送るシステムです。ただ、市丸グループでは、現在、稼働していないタクシーを使い一般ドライバーではなく2種免許を持たない社員を運転手としてまかなう方針です。
今後は、九州運輸局鹿児島運輸支局が鹿児島市と種子島の他のタクシー会社へ参入の意向を調査した上で、曜日や時間帯と台数を決めるということです。
県内でのライドシェアを巡っては、これまでに鹿屋市のタクシー会社「まいにち交通」と伊佐市が申請をしています。