MRT車内で日本人観光客を注意した台湾人女性が後悔―台湾メディア
2024年9月17日、台湾メディアの三立新聞網は、台湾のMRT(都市鉄道)車内で日本人観光客がタピオカミルクティーを飲んでいるのを見かねた現地の女性が注意したところ、相手の態度に失望したとSNSに投稿し、ネットユーザーたちの注目を集めていることを伝えた。
記事は「便利で速いMRTは多くの人が外出時に利用しているが、MRT車内での飲食禁止の規定は、1996年の木柵線(現:文山線)の開通以来、すでに長い年月がたっている」と説明した上である女性ユーザーの投稿を紹介した。
それによると、最近、女性がMRT車内でタピオカミルクティーを飲んでいる日本人観光客の女性2人を見かねて、日本語でMRT車内の飲食禁止の規定を知らせたところ、2人は「信じられない」といった表情を見せた。女性が車内に掲示している飲食禁止の標識を指さして見せると、2人はようやく受け入れたものの、納得がいかない表情を見せていたという。女性はSNSのThreads(スレッズ)に「無礼な行為」と題してこの件を投稿し、「彼女たちの納得がいかない表情や無礼な行為を見て、注意したことを後悔した。放っておいて罰金を払わせればよかった」とつづった。
台湾のMRTでは、ガムやタブレットなどを含めて飲食は禁止されており、違反者には1500台湾ドル(約7300円)以上7500台湾ドル(約3万6000円)以下の罰金が科せられる。今年6月にも、MRT車内で2人の日本人女性が騒ぎながら飲食をし、見かねた現地の女性が注意する出来事が報じられている。その時の2人の観光客は、現地女性から丁寧な説明を受け、素直に聞き入れたという。
記事によると、今回の投稿に対し、他のネットユーザーからは「日本人に幻想を抱くのはそろそろやめて目を覚まそう」「海外に出た日本人が『海外モード』に変身するのはみんな知っていることだと思っていた」「私が好きなのは礼儀正しいアニメや漫画の中のキャラクターだから関係ない」などのコメントが寄せられているという。(翻訳・編集/原邦之)