見た目は完全にウニ丼

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 濃厚な旨味が特徴で、高級食材として知られる「ウニ」。好きだけど、高価ゆえなかなか食べる機会がない、という方もきっと多いことでしょう。

 そんなウニ好きの皆さん必見のレシピを、料理研究家のリュウジさんが紹介しています。「ジェネリックウニ丼」と名付けられた料理は、1000円のウニがたった50円で再現出来てしまうとのこと。ほ……本当なのか……?

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 もちろん筆者もウニは大好きなので、早速試してみることにしました。リュウジさんのYouTube動画によると、必要な材料は以下の通り。

材料【一人分】
ご飯……200g
卵黄……2個分
オイスターソース……5g
ナンプラー……2g
味の素……2振り
刻み海苔……適量
醤油……適量
わさび……適量

■ ポイントは10秒温めと軽く混ぜるを繰り返すこと

 どこにもウニ要素が見当たらず、困惑してしまいますが、リュウジさんを信じていざ調理開始。まずは卵2個から卵黄のみをボウルに取り出し、そこにオイスターソース5g、ナンプラー2g、味の素を2振りして、よくかき混ぜます。

 次に、これにラップをかけ、600Wの電子レンジで10秒チンを、複数回繰り返します。この時、10秒ごとにボウルを取り出し、軽くかき混ぜるのがポイント。少しずつ加熱して、卵黄を半熟状にしていきます。

 回数を追うごとに徐々に固まっていき、5回目ほどで明らかな変化が。なんだかウニっぽくなってきたぞ……!

 念のためもう一度だけ10秒温めると……おおっ、この身の感じ、もはやほぼウニ。かなり本物に近付いたように感じます。

 最後に、器にご飯を盛り付け、刻み海苔を適量振りかけます。そこへジェネリックウニを乗せ、仕上げに醤油を適量たらし、わさびを添えれば完成です。この見た目や質感……期待できそう!

■ 食べてみると「びっくりするくらいウニ」

 早速食べてみると……はい、びっくりするくらいウニでした。昔からプリンに醤油をかけたらウニの味になる……なんて言われていますが、比較にならないくらい程ウニ。オイスターソースの牡蠣の香りと、ナンプラーの魚介の香りが、ウニ特有の深みのあるコクを再現しています。

 さらに、添えたわさびと一緒に食べることで、感じられるより一層のウニ丼感。筆者はもちろんのこと、同じくウニが大好きな妻も「これなら毎日食べたい」と大絶賛していました。

 さすがに舌触りや食感こそ若干異なるものの、知らずに食べたならば、これが卵黄から出来ているとわかる人はまずいない、と断言できるほどの出来栄え。なにより費用を圧倒的に安く抑えられるのがうれしいところです。自宅で気軽にウニを楽しみたい方には、まさにうってつけのレシピでした。

 なお、リュウジさんの動画内では卵を割るときに出た卵白を用いた「アルティメット卵白炒飯」の作り方も紹介されています。卵2つでこんなにおいしいメニューが2つも作れてしまうとは……料理の奥深さを改めて実感した調理でした。

<記事化協力>
リュウジ@料理のおにいさんバズレシピさん(@ore825)

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024091603.html