続けて「でも、反対にそれは他の人が僕を真似することができないという意味にもなるじゃないですか。それが逆に僕にとってはチャンスだったと思います。新たな強みになりました」とし、「そのため、誰かが『魅力的です』『どんなことでもいいから魅力を探してみて』『こんな点がいいね、あんな点がいいね』と言ってくれたら、自分の魅力を見つけることができるのではないかと思いました。また、そのようにして見つけた自分の姿を愛し、その幸せが周りへ拡散して、良い影響を与えることができればと考えました」と語った。

SHINeeの活動初期にも、声へのトラウマを持っていたという。彼は「デビューする前、メンバーのジョンヒョンとボーカルレッスンを受けていました。僕とジョンヒョンを担当した先生が僕を呼んで、『あなたは絶対メインボーカルにはなれない』とおっしゃいましたが、それでくじけました。羽が折れたのです。僕は飛び上がりたかったのに。どうすればいいか悩んだけれど、『よし、持っているものはないけれど、もっとやってみるしかないな』と思って、ひたすら歌の練習に没頭しました。そのため自分を表現することができる、僕の強みになったのだと思います」と振り返った。

ニューアルバムを通じて伝えたいメッセージについては「僕が最近一番大切に考えているのが“幸せ”という単語と、“最も自分らしいことが最高だ”ということです。そのため『魅力』という歌を歌いたいと思いました」とし、「流れに合わせて自分の時間を生きてほしいという気持ちでアルバムを準備しました。本人の時間の中では本人が一番大切であり、そこで幸せになったら、誰かに良い影響を与えることができるのではないかと思いました。僕によって一人、二人でも幸せになったら、その一人、二人がまた別の一人、二人を幸せにするでしょう。ピラミッドの構造で、たくさんの人が幸せになれる何かを作りたいと思いましたし、僕の声によって癒されたという反応を聞くと嬉しいので、そのようなことをやってみたかったんです」と語った。

トラウマを乗り越えて、今は“自分らしさ”と“幸せ”を取り戻したオンユ。彼は「昔はただ我慢するのがいいと思っていたとしたら、今は表現方法を知っていることが健康的だと思うようになりました。昔は涙を流したことがなかったのですが、今は少し悲しくても泣いてしまいます。ホルモンの影響か分からないけれど、まあ、変わったのではないでしょうか。そして時間の流れに合わせて生きるのが、一番適切だと思います。僕が幸せだから、その幸せをたくさんの方々にも感じてほしいです。もちろん『100%これをすると幸せになります』というのはないけれど、素朴だとしても幸せを感じることがあるなら、それが幸せではないでしょうか」と自身の考えを語った。

最後にオンユは「以前よりも親しみが感じられるという言葉が聞きたいです」と願いを伝え、「それだけ皆さんとも、ファンの方々とも親しくなるために努力しようと思っています。コミュニケーションをよくとろうとしています。ポップアップストアもオープンしますし、一つひとつ僕が全てアイデアを出したので、楽しみにしていただきたいです」と呼びかけた。