『今日好き ドンタン編』1話ーー高1ギャルが一目惚れ “最速の恋”は叶うのか?
9月9日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ドンタン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
参考:【写真】一目惚れした高1ギャル・せいら「この気持ちは変わることないです」
以下より、9月9日公開の1話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
・ネオみるき襲来、『エヴァ』女子&サンリオ男子登場……個性派メン目立つ『ドンタン編』
ビッグシーズン『夏休み編2024』を終えて、次の一手が気になる『今日好き』。新たな旅の舞台には、タイ・ドンタン(パタヤ内のリゾートビーチ)が選ばれ、男女とも5名ずつ・合計10名が参加。うち継続メンバーは前々回の『ホアヒン編』からしょう(角田翔)、今年春の『プサン編』からせいら(土屋惺来)の2名のみにとどまり、かなりフレッシュな顔ぶれとなっている。
しかも、男女合わせて6名の過半数が高校1年生という、『今日好き』でもなかなか見ない年齢構成での旅に。1話からすでにその様子が垣間見られたが、年上メンバーが持ち前の“先輩力”でモテたり、あるいは見ているだけでかわいらしい“高1カップル”が生まれたりする展開が待っているのかもしれない。この秋、めちゃめちゃ楽しみになってきた!
期待できるのは、これだけではない。『ドンタン編』メンバーは、“渋滞”とは言わないものの、メンバー揃って“キャラが濃い”のである。赤いリボンでツインテールにしたスポーツ女子・じゅりな(はなさきじゅりな)は、そのビジュアルが『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するヒロインの惣流・アスカ・ラングレー(新劇場版からは式波・アスカ・ラングレー)にしか見えない。
また、チアダンス経験者のまほこ(瀬乃真帆子)は、持ち前の笑顔とギャルマインドを輝かせる女子。高めに縛ったポニーテールを揺らしたり、顔の向かって右側の方が“盛れる”ため、勝負どころで顔を柔らかく振って相手にちらつかせたりと、“あざとアピール”の数々で彼氏を狙っていくという。このあたりの動きから、あの雨宮未苺ーー“ネオみるき襲来”を確信してしまった。待ち望んでいた才能が、いま、ここに。
対する男子も、せいら以外の女子全員からこの後に爆モテするサッカー男子・きんご(内田金吾)を筆頭に、お菓子作りとサンリオが好きな乙女系男子・せり(松井芹)や、剣道で学んだ心が凛々しい顔つきにも滲み出ているゆうすけ(原屋裕介)に加えて、今回はなにより、しょうがいる。顔合わせの段階から『ホアヒン編』よりもさらに元気になった挨拶を爆発させる彼。明るいのは、トレードマークの茶髪だけではない。
右と左、どちらを見ても、過去の旅以上にキャラが立ったメンバー集まる『ドンタン編』。こうした各個人の要素が、2泊3日のなかでどのように表れ、どのようにアピールの仕方などに絡んでくるのか。今回の旅は、普段とひと味違った展開にワクワクさせられるのかもしれない。
・せいら、しょうの“最速伝説”を上書きする2ショット「この気持ちは変わることないです」
1話のなかでとくに印象的だった2ショットが、しょう×せいらの継続メンバー同士でのもの。実は、この旅が始まる前から、しょうの存在が気になり、今回も継続メンバーとしての参加を期待していたというせいら。彼をひと目見た瞬間から“もう好きじゃん”とツッコミを入れたくなるほど、その瞳がキラキラとしている。
せいらがしょうを2ショットに誘ったのは、ビーチサイドでのランチタイムで。ふたりはやや距離のある席に座っているほか、しょうは隣に座る黄色大好き女子・かな(のだかな)との会話が楽しげな様子。せっかく彼を2ショットに誘っても、もう少しだけごはんを食べさせてほしいと、その申し出を受け入れながら、マイペースに物事を進める。
そのまま隣に座るかなと談笑すること40秒ほど。本当にごはんを食べたいだけなのか。逆に、かなを気になって離れたくないという想いからの行動なのか。せいらが“まだですか?”という表情を始めたところで「せいらちゃん、行こう」と、短いようで長い待機時間が終わった。
『今日好き』でもなかなか見られない時間を演出したしょう。そんな彼を待っていたのは、まるで過去の自分と対面するかのような時間だった。ーーどういうことか?
前々回の『ホアヒン編』を思い出してみてほしい。当時、気になっていた女子に対して、最初の2ショットで開口一番に「マジでタイプです!」と豪語し、“恋の最速伝説”を叩き出したしょう。あのときのしょう本人と瓜二つなように、今度はせいらが彼の快活な性格だが努力を忘れないところなど、具体的な“好きポイント”を羅列した後、「この気持ちは変わることないです」と、ほとんど告白宣言をしたのだ。また、せいらはビーズを使ったアクセサリー作りが趣味なことから、旅のなかでプレゼントしたいという。スタジオメンバーからも「ロックオンがすぎるわ!」と指摘が入っていたが、序盤からエンジン全開すぎる。
せいらは自身の失恋後に『ホアヒン編』を観て、しょうのまっすぐな姿に勇気づけられてか。前述の通り、初対面ながら好きになった点を具体的に述べられていたあたり、本当に積年の想いを抱えているのだろう(高校生にとってのひと月は長く、密なものである。感覚としては、本来の数か月間より長く感じられたのでは?)。
だが、しょうは過去の経験から、こうした“最速の恋”にどんな結末が待っているのかを知っている。あるいは、知ってしまっていると書いた方が適切か(だからこそ、しょうは今回の旅に継続をしているわけだし)。せいらがもし途中で心変わりをした際、自分を気安くフレないことを想像して「しんどくなっちゃうかもだけど大丈夫?」と逆に心配を見せる。
もしそういった状況に陥った際には、しょうの方から逆に声をかけて、せいらが動きやすいような環境づくりをしてあげたいと、言葉を濁し、時折に詰まらせながらひとりで語っていた。あの頃に味わった想いが、恋の“その先”を見せている。しょう、本当に大人になったね。といいながらも、せいらが彼の過去すら肯定し、結ばれる未来を描いてほしいという想いがあるのも事実。勝手な視聴者心だが、しょうにとって、せいらの存在が救いになってほしい。そうすれば、ふたりだけでない、もっと多くの恋が報われるかもしれないと思ってしまうのだ。
そんなしょうはせいらのほか、じゅりな、かなが気になっているとのこと。しかもこの後、しょうはじゅりなを誘って2ショットに。せいらは前回の旅同様、ライバルの多い2泊3日を過ごすことになりそうだ。
ちなみに、初日の夕方以降の予定は、グループ行動として「大型モールで」ショッピングと「タイ最新のウォーターパークで遊ぶ」が。夜は「宿泊先でホームパーティ」をすることが発表されている。また最終日の告白は男子から。フレッシュさ溢れる旅で、前回までとはまた違った胸キュンに心を優しく締め付けられそうな『ドンタン編』。早く2話を観せてほしい。いま言えることはそれだけしかない。
(文=一条皓太)