AIサービス「Apple Intelligence」が10月に提供開始!まずアメリカ(英語)のみで日本語は来年対応予定。iPhone 15 Pro以降などで利用可能
パーソナルインテリジェンスシステム「Apple Intelligence」の正式版が2024年10月より提供!日本語対応は来年に |
既報通り、Appleは9日(現地時間)、オンラインにて発表会「Apple Event - It's Glowtime.」を開催し、新しいスマートフォン(スマホ)「iPhone 16」および「iPhone 16 Plus」、「iPhone 16 Pro」、「iPhone 16 Pro Max」シリーズなどを発表し、合わせてすでに[https://s-max.jp/archives/1832532.html[紹介]]しているように今年6月に発表した次期プラットフォーム「iOS 18」および「iPadOS 18」、「watchOS 11」の正式版を現地時間の2024年9月16日(月)に提供開始すると案内しました。日本時間(JST)では2024年9月17日(火)未明からとなる見込み。
さらに2025年には日本語や中国語、フランス語、スペイン語などの言語へも追加の対応を予定しているとのこと。なお、Apple Intelligenceの対応機種はiPhone 16シリーズおよびiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxのほか、iPad ProやiPad Air、MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac miniのM1以降、Mac StudioのM1 Max以降、Mac ProのM2 Ultraとなっており、iPhone 16シリーズにApple Intelligenceのために一から設計され、より高速で効率的なカスタムされたチップセット(SoC)である「Apple Silicon」の最新版「Apple A18」および「Apple A18 Pro」を搭載しており、これまでで最も先進的で有能なiPhoneとなっているとしています。
Apple IntelligenceはiOS 18およびiPadOS 18、macOS Sequoiaに深く組み込まれており、Appleシリコンのパワーを活用して言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、パーソナルコンテクストに基づいて日々のタスクをシンプルにしてより素早くこなせるようにしてくれます。その間もプライバシーとセキュリティーは常に保護され、Apple Intelligenceの多くは完全に製品上で実行され、Private Cloud Computeによって製品上の処理から専用のApple Silicon搭載のサーバー上で実行され、より大規模なサーバベースのモデルまで演算能力を柔軟に拡張できるようになります。
Private Cloud Computeはサーバーベースのインテリジェンスの根幹に革新的な飛躍をもたらし、Private Cloud Computeを使用する際にはデータがAppleに保存されたり、共有されることはなく、データは利用者のリクエストに応えるためにのみ使われます。このプライバシーに関する約束が守られているかを継続的に検証するために独立した専門家がApple Silicon搭載のサーバ上で実行されるコードを調べることが可能で、すでに実施しています。またSiriまたは作文ツールを通じてChatGPTにアクセスすることを選択した人のためにプライバシー保護が組み込まれており、利用者のIPアドレスは匿名化され、OpenAIはリクエストを保存しません。さらにアカウントを作成しなくても無料でChatGPTにアクセスでき、自分のアカウントとの連携を選択した場合にはChatGPTのデータ利用に関するポリシーが適用されます。
Apple Intelligenceの初期機能は来月から利用可能になり、楽しく直感的で使いやすく、最も重要なことをできるよう特別に設計された体験を提供され、例えば、作文ツールによってメールやメモ、Pages、他社製アプリなどのほとんどすべての文章を書く場面において書き直し、校正、要約を通じて、言葉づかいに磨きをかけることができます。また写真アプリではメモリー機能によって利用者は説明を入力するだけで、見たいムービーを作成できるようになり、さらに自然言語を使って特定の写真を探せるほか、ビデオ内の検索がよりパワフルになり、クリップの中の特定の瞬間を探せるようになっており、新しいクリーンアップツールは誤って被写体を改変することなく、写真の背景にある不要な対象物を特定して削除することができます。
メモアプリと電話アプリでは利用者の音声録音や書き起こし、要約ができ、電話アプリで通話中に録音が開始されると、参加者に自動的に通知が届き、通話が終了すると、重要なポイントを思い出せるようにApple Intelligenceが要約を生成します。Apple Intelligenceは複数のアプリに渡る通知の要約やすぐに確認する必要がある通知のみを表示する新しい集中モードの「さまたげ低減」、Eメールの内容を理解して緊急のメッセージを上部に表示するメールの優先メッセージによって利用者が優先順位を付けて集中できるよう手助けします。また受信ボックス全体で各Eメールの最初の数行を単にプレビューする代わりに要約が表示され、最も重要な情報を知らせてくれ、メールのスマートリプライは素早く返信するための提案を提供するほか、Eメール内の質問を特定してすべてに確実に回答できるようにします。
さらにSiriはより自然でより文脈に即しており、より緊密にシステム体験に統合されており、iPhoneやiPad、CarPlayで作動している時は画面の縁を囲うようにエレガントに光り輝く、まったく新しいデザインを採用しています。Macではデスクトップの好きな場所にSiriを置いて作業中に簡単にアクセスできるようになっており、iPhoneやiPad、MacではSiriにいつでもタイプ入力できるだけでなく、Siriを使いながらテキストと声をスムーズに切り替えて日々のタスクをより素早くこなせるようになります。その他、より豊かな言語理解の能力を備えたSiriは利用者が言葉につまづいても話についていきながら1つのリクエストから次のリクエストへと文脈を保つことができ、さらにはSiriは膨大な製品知識に基づいてApple製製品の機能や設定に関する何千もの質問に答えてくれるので、利用者は画面収録の方法からWi-Fiパスワードの簡単な共有方法まであらゆることを学ぶことができます。
さらにAppleでは年内、そして今後数か月の間にさらに多くのApple Intelligenceの機能を提供する予定で、Image Playgroundは瞬時に楽しい画像を作成し、画像マジックワンドはラフスケッチを美しい画像に作り変えて、メモを視覚的に一段と魅力的なものにし、さらには何もない空白部分に円を描くと、周囲のコンテクストを使用して画像を作成することができます。また絵文字はまったく新しいレベルに引き上げられて説明を入力するか、友人や家族の写真を選ぶだけでオリジナルのジェン文字を作成することが可能になります。一方、Siriも利用者のパーソナルコンテクストを参照してその人に合わせたインテリジェンスを提供できるようになり、さらに有能になるとしています。オンスクリーン認識も加わり、Appleと他社製のアプリ内やアプリを横断して何百もの新しいアクションを実行できるようになります。さらに利用者はツール間を行き来しなくても、iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoia内での複数の体験からChatGPTの幅広い世界に関する知識にアクセスし、その専門知識や画像と文書を理解する能力を利用することができます。
https://youtu.be/uarNiSl_uh4
記事執筆:memn0ck
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