平和記念式典の入場規制が強化されたのをうけ、被爆者らが改善を要望しました。

被爆者 豊永恵三郎さん(88)「もう90歳近い人が、1時間半も並んで(平和公園の)中に入れるだけの気力がなかったんじゃないか」

被爆者の豊永恵三郎さんは今年の平和記念式典で手荷物検査に長時間待つ必要があり、式典への参列を断念せざるを得なかったと訴えました。

豊永さんら3人は広島市に対し、被爆者の検査は緩和するなど来年以降の改善を要望しました。

豊永恵三郎さん「検査が必要なのであればやってもいいが、被爆者は特別の枠を作るべきだとお願いした」

市は今年から金属探知機や手荷物検査が必要となる範囲を拡大しました。

寄せられた要望を踏まえ来年以降の対応を検討するとしています。