【クラスターC】池添謙「二の脚速かった」ドンフランキーが重賞3勝目
8月14日、盛岡競馬場で行われた交流G3・クラスターカップ(ダ1200m)は、断然の人気に推されたドンフランキーが逃げ切りで重賞3勝目をマークした。2着にはクロジシジョー、3着にはケイアイドリーが入り、JRA勢が馬券圏内を独占した。
1着 ドンフランキー
池添謙一騎手
「人気になっていたのは分かっていましたし、結果を出さなきゃと思っていましたのでホッとしています。昨年はリメイクに負けて悔しい2着だったが、今回は斤量が重くても、力どおりに走ってくれれば十分チャンスがある馬だと思っていました。返し馬もゆるくはなく、いいフットワークで走って状態はいいと思いましたが、レースが水曜日に延期されて月、火は調教ができませんでしたからね。その分、600キロの大台になって最後はしんどくなりかけましたが、何とか踏ん張ってくれました。元々、ハナを切る馬ですからスタートに集中しましたが、普通に切ってくれて二の脚がすごく速かった。あとは自分のペースでスパートができればと思いました。ビジョンで確認したら外から迫ってきましたが、かわされる感じではなかったので強いレースができたと思います。次回はアメリカ遠征のプランを練っているみたいですから、乗せてもらえるようこれから一つ一つ頑張っていきたいと思っています」
斉藤崇史調教師
「レースが順延されて3日間は運動だけでしたので、その分だけ体重は増えていました。今回は100%じゃなくても勝てたので、次につながる内容だったと思います。この一戦を叩いてさらに良くなってくるはずですから。脚元さえ不安がなければアメリカへ行きたいと考えています」
レース結果、詳細は下記のとおり。
8月14日、盛岡競馬場で行われた12R・クラスターカップ(Jpn3・3歳上・ダ1200m)は、池添謙一騎乗の1番人気、ドンフランキー(牡5・栗東・斉藤崇史)が勝利した。1/2馬身差の2着に4番人気のクロジシジョー(牡5・栗東・岡田稲男)、3着に5番人気のケイアイドリー(牡7・栗東・村山明)が入った。勝ちタイムは1:10.0(重)。
2番人気でC.ルメール騎乗、コスタノヴァ(牡4・美浦・木村哲也)は6着、3番人気で武豊騎乗、ジレトール(牡5・栗東・松永幹夫)は、4着敗退。
【動画】第29回クラスターカップ・ドンフランキーが鮮やかに逃げ切る重賞3勝目単勝1.8倍、断然の1番人気に支持された池添謙一騎乗のドンフランキーが鮮やかな逃げ切りを決めた。きょうの馬体重は607キロと最高体重での出走となったが、それでもスタートからスピードに陰りはなくあっさりとハナへ。1馬身ほどのリードを保って直線まで運ぶと、ゴール前では外からクロジシジョーが迫ったものの危なげなく押し切っての完勝。着差以上の強さだった。
ドンフランキー 17戦8勝
(牡5・栗東・斉藤崇史)
父:ダイワメジャー
母:ウィーミスフランキー
母父:Sunriver
馬主:早野誠
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 ドンフランキー 池添謙一
2着 クロジシジョー 戸崎圭太
3着 ケイアイドリー 和田竜二
4着 ジレトール 武豊
5着 スペシャルエックス 高松亮
6着 コスタノヴァ C.ルメール
7着 ゲンパチプライド 村上忍
8着 キモンリッキー 山本政聡
9着 ルチルクォーツ 佐々木志音
10着 ビクトリールーラー 鈴木祐
11着 ユニコーン 菅原辰徳
12着 サンエイウイング 山本聡哉
13着 アヴェントゥリスト 陶文峰