【ばんえいグランプリ】メムロボブサップが4連覇…阿部「勝ててホッとしています」
8月11日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえいグランプリ(BG2・3歳上・ダ直200m)は、阿部武臣騎乗の1番人気、メムロボブサップ(牡8・ばんえい・坂本東一)が勝利した。2着にコマサンエース(牡8・ばんえい・金田勇)、3着にインビクタ(牡8・ばんえい・松井浩文)が入った。勝ちタイムは2:08.9(馬場水分1.9%)。
2番人気で西謙一騎乗、クリスタルコルド(牡5・ばんえい・西弘美)は、4着敗退。
レースは、ファン投票1位のメムロボブサップ号が堂々たる走りで4連覇を果たした。馬場水分1.9%、精鋭6頭で行われた本レース。道中は各馬とも慎重に息を入れながら進行。中間点を過ぎたあたりでコマサンエース、インビクタ、クリスタルコルド、メムロボブサップが先行し、先頭を入れ替わりながら第二障害へと進んでいく。じっくりと息を入れてコマサンエース、メムロボブサップ、インビクタと第二障害に挑戦。メムロボブサップとコマサンエースが抜群の走りですんなりと障害をクリアするとマッチレースに持ち込む。残り30m、メムロボブサップがさらに脚を伸ばし力強い脚取りで後続を突き放す。2番手のコマサンエースも必死に食い下がりますが、メムロボブサップが難なくゴール。堂々たる走りで1994年のアサギリに続くばんえいグランプリ4連覇を飾った。2着には最後まで粘り切ったコマサンエースが入り、3着にはインビクタがゴール前で迫るクリスタルコルドを振り切って入線。メムロボブサップを管理する坂本東一調教師、騎乗した阿部武臣騎手はともに「ばんえいグランプリ」を昨年に続く連覇で4勝目となった。
1着 メムロボブサップ
阿部武臣騎手
「勝ててほっとしています。レース前のプレッシャーはそんなにありませんでした。この馬は暑さに強い馬なのですが、年齢を重ねてきているのでこたえるところがあったと思います。レースに関してはいつも通りのレースをすればいいとそれだけを考えていました。馬場の状態は途中雨が降りましたが、その割に軽くもなく、結構ふかふかして重いような感じでした。道中息を入れることが出来たので、馬場が重たいのはプラスに働いたと思います。第二障害越えてからコマサンエースの勢いがあったのでドキッとしましたが、ここは負けられないと思い騎乗しました。勝ててよかったです。これからもメムロボブサップのこと応援よろしくお願いします」
坂本東一調教師
「常に勝つことを狙って体調を整えてきました。この暑さで熱中症などの心配はありましたが、最高の状態でレースに臨めました。阿部騎手の努力が実ったのだと思います。スタートした時点で全馬揃って焦ることなく出てきたので、勝てると思いました。その為、レースは安心して見ることが出来ました。今後も十分な管理、調教しながら健康に育てていきます。これからもボブのことを応援よろしくお願い申し上げます」
メムロボブサップ 104戦47勝
(牡8・ばんえい・坂本東一)
父:ナリタボブサップ
母:ピュアレディ
母父:アキバオーショウ
馬主:竹澤一彦
生産者:竹澤一彦
【全着順】
1着 メムロボブサップ
2着 コマサンエース
3着 インビクタ
4着 クリスタルコルド
5着 サクラヒメ
6着 ヤマカツエース