ミニ四駆で草刈りしてみた! すさまじい改造を繰り返した結果、遠隔操作まで可能な“草刈特化型マシン”が完成

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 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『ジャングル化したサーキットを切り開く』というアズパカさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

ジャングル化したサーキットを切り開く

 以前作ったミニ四駆用のオフロードサーキットを使おうとしたら、草が生えまくっていたというアズパカさん。「ミニ四駆で刈ればいいのでは……」とひらめき、変態マシンを作り上げてしまいます。

こちらは完成品の草刈りマシン。マシン前方のプロペラが回転して草を刈る仕組みになっている

 まず、草を刈るのに最適なマシンとして選んだのは「ビークスパイダー」。アニメではフロントカウルから発生する空気の刃で雑草を一瞬で刈り取りますが、実際にやってみると、行く手を草に阻まれすぐに止まってしまいます。

 作戦を変更しワイルドミニ四駆でどこまで進めるかのチャレンジをします。ビークスパイダーのボディーを使うために、3Dプリンタでアタッチメントを製作。「BSワイルド」ができあがりました。

 走らせてみると、草むらを越えることはできませんでした。解決策を見出すため、AIに質問してみると“草刈り機”とのアドバイスが。結束バンドを刃の代わりにしてフロントに装着。「草刈特化型BSワイルド」を作り上げます。

 やってくれそうな見た目でしたが、実際に走らせてみる草を刈ることなく止まってしまいました。走行速度が速すぎると考え、モーターを変更。「超低速草刈特化型BSワイルド」に改造します。

 こちらはスピードはめちゃくちゃゆっくりですが、しっかりと草を刈り始めました。時間はかかるが待っていれば全て刈れる……そう思われましたが、序盤で動きが止まってしまいます。

 結束バンドでは歯が立たないようなので、刃をプロペラに交換します。すると、先ほど引っかかった硬い草を見事に突破。しかしまた、草むらの途中で止まってしまいます。

 パワー不足を解消するため、モーターや電池を変更。8Vオーバーでモーターを回し続けるのは無茶なので、ラジコンユニットと組み合わせて「ファンブレード式遠隔操作草刈特化型BSワイルド」に改造します。

 この改造により、かなりの距離を刈り進めることができました。しかしコース一周まであと一息というところで、駆動系が止まってしまいます。

 分解してチェックをしてみると、リアがロックして動かない状態になっていました。ギアボックスに入った石が原因のようです。欠けたギアもあったので修理します。

 メンテナンスしたマシンで残りの草をすべて刈り取ることができました。プロペラを熊手に変えて散乱した草を集めます。あまり集められませんでしたが、コースは無事使えるようになりました。

 力強く草を刈るミニ四駆の勇姿を見たい方は、ぜひ動画を視聴してみてください。もしかして自分で刈ったほうが早いかも……と思ってしまうかもしれませんが、そこはロマンです。

視聴者コメント

草生えた
ワイルドやなぁ
意地でもミニ四駆にやらせるwwww
もっと苦戦するかと思った
いやあ面白かった

文/高橋ホイコ