約700億円投資の新プラントは「成長のドライバー」 徳山工場訪問の日本ゼオン豊嶋社長が期待
化学メーカー・日本ゼオンは約700億円を投資し周南市に新プラントを建設する計画です。
日本ゼオンの豊嶋社長が6日、徳山工場を訪れ新プラントへの期待を語りました。
(豊嶋哲也社長)「日本ゼオン始まって以来の最高の投資額になります。ある意味、社運をかけてやる投資になります。ただ日本ゼオンがこれから大きく成長していくドライバー(原動力)になると期待しています。」
日本ゼオンでは岡山県倉敷市の水島工場に続く第2のCOPプラントとなり、徳山工場から約3km南東にある周南市由加町の帝人徳山事業所跡地に建設します。
(豊嶋哲也社長)「(周南市に建設を決めた)理由は2つあって、徳山工場で働くCOPを作る技術を持った従業員をそのまま新プラントに活かせることが1点目。2点目は水島工場と近い絶妙な距離にあるということでこの地に工場を作ることに決めました。徳山工場は日本ゼオンにとって合成ゴムをつくる中核工場。このゴムを作り上げてきた技術やノウハウや知見はこれからも維持をしていきたいと考えています。それにプラスαで高収益製品をいくつかもっておきたいというので、少しバリエーションをもった形でバランスよく徳山工場を成長させていきたいと考えています。」
新プラントの総投資額は日本ゼオンでは過去最高となるおよそ700億円。
来年度下期に着工、2028年度上期に竣工を予定しています。