鉄棒の演技を終えて、人差し指を口元にあて静かにするように求めた橋本大輝【写真:ロイター】

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パリ五輪

 パリ五輪は29日、体操の男子団体決勝が行われ、日本は2大会ぶりの金メダルを獲得した。鉄棒で橋本大輝が会心の演技。着地も決めて14.566をマークした。場内は大歓声。橋本も興奮の様子だったが、続く中国の演技が残っていたため、歓声を抑えるように呼びかけるスポーツマンシップを見せた。

 第6ローテの鉄棒で、橋本は会心の演技。着地も決めて、場内は大歓声となった。橋本も興奮していたが、すぐに冷静になった。理由は、続く中国・張博恒の演技が控えていたから。人差し指を口元にあて、静かにするように求めたほか、両腕で歓声を抑えるポーズも見せた。

 結果、日本は2大会ぶりの金メダル。銀メダルは中国、銅メダルは米国となった。日本のメンバーは涙。X上のファンも感動した様子で「スポーツマンシップ見せるあたりまで素晴らしい」「場内へ向かって静かに促すスポーツマンシップ」「対応も素敵」「かっこええな」「スポーツマンシップも忘れない王者橋本大輝好きすぎる」などと、橋本の振舞いに称賛を送っていた。

(THE ANSWER編集部)