新潟県三条市のメーカー、SANKAが「凍らせる」ことでニオイの発生を解決する「冷やすごみ箱」をリニューアル。2024年7月1日から「CLEAN BOX(クリーンボックス)SCB-20」を発売しています。実売価格は5万9400円。

↑他の家電製品とも調和しやすいブラック、シルバー、ホワイトの3色展開

 

マイナス11度に冷凍することでニオイを根本から防ぐ

「CLEAN BOX」はゴミをマイナス11度に冷凍することで、腐敗を根本から予防するアイテム。キッチンの生ごみだけでなく、おむつやペットシートの臭い対策に活用できます。

 

前シリーズをさらに改善し、シンプルデザイン、省エネ、静音性などはそのまま、より使いやすく改善しているとのこと。

↑CLEAN BOXはおしっこの臭いや腐った魚の臭いを大幅に低減します

 

↑フタの部分に高密度の発泡ウレタンが入っている点に触れるSANKA家電事業部課長の笠原裕二氏

 

ゴミ袋のセット方法が全面改良され、断熱性は保ちながらも、よりシンプルな動作で済むようになりました。また、設置場所に配慮し、本体下部にプロテクターを設置。金属の端面を樹脂部品でカバーしているので、足が当たった時のケガ防止になります。

↑魅力そのまま、利用者の声を反映させて改善しました

 

気になる電気代は、1日10.6円(20Lの場合)。一般家庭での利用想定で、年間の電気代は約3860円ほど。生ゴミやおむつ、ペットシートなどのイヤ〜なニオイにお困りの方には、頼もしい味方になりそうです。

 

Editor’s Eye

CLEAN BOXは、大阪の中西金属工業が開発し、クラウドファンディングで4000万円を超える支援を集めて話題になった製品。そのCLEAN BOXの事業をSANKAが買い取ったため、今回、SANKAのブランドとして発売されました。リニューアルに際しては、ユーザーの声を重視したそう。特に前モデルではゴミ袋のもち手を通すスリットが非常に狭く、「取り付けにくい!」「イライラする!」と不満が集まっていたそうですが、その点はしっかり改善されていました。また、SANKAは収納ケースなどを製造する事業がメインですが、オーナーが家電事業に積極的とのことで、今後の展開に注目が集まります。(GetNavi web編集部家電担当/小林史於)