乱入者に絡まれるC・ロナウド。(C)Getty Images

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 現地時間6月22日に開催されたEURO2024のグループステージ第2節(F組)で、クリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルは、トルコとドイツのドルトムントで対戦。3−0で危なげなく退け、ジョージアとの最終節を前に首位通過を決めた。

 この一戦ではピッチへの乱入者が続出。少年がC・ロナウドの元へ行き、セルフィーに応じてもらったことで、「自分も行ける」と思ったようで、英公共放送『BBC』によれば、計7人もいたようだ。

 ポルトガルを率いるロベルト・マルティネス監督は、「心配だ」と口に。危機感を露わにした。

「今日のファンの意図は良かった。我々はみんな、ビッグスターやアイコンを認めるファンを愛しているからね。しかし、彼らの意図が間違っていれば、難しい瞬間があると理解しないと。私たちは注意する必要がある。何かが起こってはいけない。警備は厳重なはずだ。これは正しいやり方ではないと、ファンにもメッセージを送るべきだ。将来的にはもっと悪くなるかもしれない。選手たちがピッチ上であんなに危険に晒されるのは良くない」
【画像】試合中に乱入した少年とのセルフィーに応じるロナウド
 一方、稀代のスターと共に中軸を担うベルナルド・シウバは、「ファンがピッチに入ったせいで、いつも試合を中断しなければならないのは、ちょっと迷惑だ」と前置きしたうえで、「個人的にはあまり気にしていない」と説明。興味深い意見を伝えた。

「サッカー界でこれほど認知され、ロナウドのような選手がチームにいる代償だと思う。でも危険という意味では、個人的には感じていないよ」

 今大会に限らず、侵入は後を絶たない。より効果的な対策が急務だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部