画像は『バッドボーイズ RIDE OR DIE』より

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 映画『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(全国公開中)主演のウィル・スミス&マーティン・ローレンスが『バッドボーイズ』シリーズへの思いを語るインタビュー映像が公開され、最新作で賛否が分かれたシーンが存在することを明かした。

 マイアミ市警のベテラン刑事コンビ、マイク(ウィル)とマーカス(マーティン)の活躍を描く同シリーズ。最新作では、亡き上司の汚職疑惑を晴らすために独自捜査を行うバッドボーイズが容疑者となり、信頼する警察や麻薬カルテルから追われるという危機的状況に陥る。

 1995年公開の1作目から29年、時代と共に進化を続けてきたバッドボーイズ。前作『バッドボーイズ フォー・ライフ』から若手の監督コンビであるアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーがメガホンを取っており、シリーズに新たな風をもたらした。

 アディル&ビラル監督について、ウィルは「2人は本当に若々しい視点を持っている」と絶賛。本作ではアクションシーンで新たな撮影スタイルを採用し、シューティングゲーム風の銃撃戦が完成したが、撮影にあたり「多くの議論があった」という。ウィル曰く、新感覚の銃撃戦は若い観客に好評だったが、30歳以上は「バッドボーイズには新しすぎる」という反応だったとのこと。「でも、僕らは年齢層の垣根を越えることを目指していた」と続けたウィルは、「それに監督たちのテイストやスタイル、あの豊かな色彩や雰囲気はすばらしいと思う。懐かしさを残しながらも、バッドボーイズを新時代へ送り込めたと思う」と最新作に手応えを感じている様子を見せた。

 シリーズ全4作で主演を務めてきた二人。マーティンは「まずはお互いを大いに尊敬している。共演を楽しんでいるし、自分たちの演技に集中している。観客に最高のものを見せるためにね」とお互いにリスペクトを払いながら作品に臨んでいると明かすと、ウィルも「僕たちが強く願っているのは、お互いを輝かせることだ」と続ける。

 マイクとマーカスのコミカルなやり取りや、痛快なジョークもシリーズの見どころだ。ウィルは「ジョークを一緒に理解するといった、まさに至福の喜びだ」と語り、「そして笑いほど効果のある薬はめったにないと思う」とシリーズの魅力を解説する。

 新作のタイトル『RIDE OR DIE』(=一蓮托生)にかけて、お互いに一蓮托生であることについて問われたマーティンは「生きざまだ。必要な時、いつでも助ける。彼にだってそうさ」と即答。ウィルも「もちろんだ。死ぬまで共に」と役と同じく“生涯のバディ”を約束していた。(編集部・倉本拓弥)