7月7日に上映会が開催される「幾つになっても」。渡部大稀さんが演じる主人公・兎角真白が留年をかけた学力テストにつまずくところから始まる学園コメディです。メインキャストである、渡部大稀さん、新井裕士さん、三宅良さんに作品のみどころを伺いました!

渡部さんが演じる兎角真白は誕生日を翌日に控えた崖っぷち高校生。その親友・人野甚平を新井さんが、高校を自主退学した元クラスメイト・蛙田正樹を三宅さんが演じています。

― 今回は学生役でした。実際に演じてみていかがでしたか?


渡部:何もかもテキトーなカースト最下位の真白。そんな彼がいろんなことを体験していくんですけど、やっぱりどこかテキトーで・・・真白がどんな風に変わっていくのか自分でも楽しみながら演じました。

新井:僕は甚平の人柄が好きですね。作中でも言われているんですが、こんなにいい子ってなかなかいませんよ(笑)。

渡部:いないよね。

新井:真白との掛け合いでも、ふたりの関係性が見えるように丁寧に描写するのを心がけました。



三宅:僕が演じた正樹は、自分で選択した生き方に後悔はないはずだけど、どこかに葛藤や迷いがあって・・・そういうところが自分にも重なりました。あと、眼鏡の反射もイカしてます!

渡部・新井:(笑)

渡部:今、高校時代に戻ったらやりたいことってある?

新井:友だちと夏祭りに行きたい! 高校生らしいピュアピュアな思い出作りたいじゃないですか。

三宅:僕はもっと勉強してたらよかったなと思いますね。学生のころはただただ日々を消費していたけど、大人になって勉強も必要だったなって見えてきて。

渡部:僕は今の状態で芸能活動をやりたい! 今、高校生でお芝居をしたらある程度無双できる気がする(笑)。アイドルとかもやってみたいですね。実際に自分の学生時代は帰宅部だったので、友だちとたくさん遊んでいました。忘れられない思い出がいっぱいです。

― 今回の作品では深夜の撮影もあったと聞きました。苦労したシーンや思い出に残ってる出来事はありますか?



渡部:やっぱり教室のセットで学生としてお芝居したことですね。深夜なのに教室にいるというのは、学生時代には味わえない体験でした。

新井:僕も印象的なのは深夜の撮影ですね。僕は舞台の本番終わりで、渡部と一緒に朝まで撮影だったので実質24時間稼働?

渡部:新井くんとはお芝居についてかなり話し合いました。ニコイチでしっかり絡めたのも思い出に残っています。

新井:深夜の撮影はキツかったけど、そういう時の方が良い芝居が出たりしますね。不思議です(笑)。

三宅:やっぱり、眠さとの戦いというか・・・己との戦いというか・・・。まぁ、僕の役は深夜撮影が無かったんですが(笑)。

― 最後に作品を観る人へメッセージをお願いします。


渡部:みんなで楽しみながら撮影してとても面白い作品になっていると思いますのでどうか何もかもテキトーな真白をよろしくお願いします!

新井:日々を生きる中でつい見失ってしまうもの、目標もそうだし、周囲の人もそうだし、案外ぽけーっとしてると時間はあっという間に過ぎてしまうものです。この作品を見ることで、皆さんがふいに立ち止まって周りを見渡してみることができるような、そんなきっかけにしていただけたら幸いです。

三宅:キャラクターたちの行動にはそれぞれの思いがあるので、見終わった後にもう一度観ると新たな発見があると思います!

■「幾つになっても」トークイベント付きの先行上映会 開催決定


日時:7月7日(日)18:00-/20:10-
会場:ポトス(神奈川県川崎市多摩区宿河原3−3−5小松ビル201)
チケット料金:3000円+1ドリンク&1フード

幾つになっても
脚本・監督 藤本竜輔
制作 个LABO
協力 サンノームエンターテインメント

出演者:
渡部大稀
新井裕士
朧羽ジズ(Arcana Gem)
りか
園田梨香
三宅良
及川洸
土田有希

(取材・文 西岡舞子)