9年ぶりに登場!(吹石一恵)

写真拡大

 結婚を機に「表舞台」から遠ざかっていた女優の加藤あい(41)、吹石一恵(41)、菊川怜(46)らが次々とカムバックを遂げている。それぞれ40代を迎え、子育てが一段落したことなどが理由に挙げられるが、実はもう一つ、スタッフ側からの“ラブコール”もあるという。テレビマンたちから「もう一度、仕事をしたい」と思わせる、彼女たちの知られざる「素顔」とは。

 ***

【写真を見る】「“素顔”も美人ってこと?」現場スタッフやADから“ウケのいい”意外な女優たち

 加藤は5月、有名美容誌のレギュラーモデルへの起用が発表されると、公式Instagramを開設。それに先立つ3月には、池田エライザや溝端淳平らのいる芸能事務所「エヴァーグリーン・エンタテイメント」に所属し、復帰への準備を着々と整えていたという。

9年ぶりに登場!(吹石一恵

「加藤さんは2013年に会社役員の男性と結婚し、その後、3人のお子さんをもうけています。97年のキムタク(木村拓哉)主演ドラマ『ギフト』(フジテレビ系)で女優デビューして以来、『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)や映画『海猿』など人気作品に出演し“ブレイク”。ただ17年以降は芸能活動から離れ、テレビなどで姿を見ることはなくなりました」(スポーツ紙デスク)

 また15年に歌手・福山雅治と結婚(翌年、出産)した女優の吹石一恵も“カムバック”が話題となっている一人。

「吹石さんは9日放送のドラマ『アンチヒーロー』(TBS系)で、およそ9年ぶりとなるドラマ出演を果たし、SNSでも反響を呼んでいます。吹石さん同様、ドラマ『買われた男』(テレ東系)で8年ぶりのドラマ復帰を遂げたのが菊川怜さん。17年に“資産300億円超”と報じられた実業家と結婚し、19年に出産。いまや3児の母となり、仕事もセーブしていましたが、昨年にInstagramのアカウントを開設し、女優業再開に向けた“地ならし”を始めていた」(同)

スタッフ“大絶賛”

 結婚・出産を経て役者としても“円熟味”を増した3人だが、民放キー局関係者が「復活」の舞台裏をこう語る。

「かつて彼女たちが売れっ子だった時代にADなどを務めていた面々がいま、局内でプロデューサーになり、キャスティング権を握っているケースは少なくない。実際、吹石さんの起用は担当プロデューサーの“熱烈なラブコール”をキッカケに実現したもので、それだけ『彼女とまた一緒に仕事をしたい』と強く思い続けていたということ。実は吹石さんはデビュー時から、誰とでも分け隔てなく接する“気さく”で“飾らない”性格から、スタッフ受けが異様に良かった女優さんの一人。TBSだけでなく、今後は各局から引っ張りダコになるのではないか」

 加藤にしても「20代の頃からスタッフへの挨拶もきちんとする」女優として、現場では好印象を持たれていたという。

「菊川さんの場合、『東大卒』という肩書きからツンツンして“お高くとまっている”イメージがありますが、実際の彼女はサッパリした性格の天然系。スタッフ評は吹石さんや加藤さんほどではありませんが、最近会ったある局員は“以前よりずっと穏やかな雰囲気になっていて驚いた”と話していました」(同)

 若かりし頃、“ペーペー”のスタッフにどう接していたかが、キャリア形成の上でも重要になってくるということか。事実、いまも第一線で活躍している女性タレントや女優のなかには「売れない時代からスタッフのなかに“ファン”がいた」というケースも多いという。

「オレの名前を!?」

 番組制作会社関係者がこう話す。

「業界内でスタッフ受けの良さで知られる筆頭格は、小池栄子さん(43)でしょう。小池さんは若い頃から現場でムチャぶりされても弱音や愚痴は一切吐かず、黙々と仕事をこなすタイプで、スタッフの尊敬を集めていた。だから今も、“小池さんとなら是非、仕事をしたい”と思っている業界関係者は多い」

 他にも、

「内田有紀さん(48)や松本伊代さん(58)も、番組スタッフへの気遣いで知られていました。ADなどに対しても、『〇〇さん、おはようございます』など名前を呼んで挨拶してくれたそうで、『1回しか会ったことないのにオレの名前を覚えていた!』とハシャぐADもいたと聞きます。そんな経験を何度かすれば、“自分が偉くなったら、絶対にまた声をかける”といった気持ちが自然と芽生えてくるものです」(同)

 成功や復活劇の陰に「人柄あり」か。

デイリー新潮編集部