【海外発!Breaking News】歯がほとんどない糖尿病の4歳娘、主食は炭酸飲料 育児放棄で死亡させた母に有罪(米)<動画あり>
2022年1月、当時4歳だった米オハイオ州の女児が糖尿病の合併症で死亡した。母親は主に炭酸飲料のマウンテンデューを哺乳瓶で与えていたそうで、今月24日に少なくとも懲役9年の有罪判決が言い渡された。米ニュースメディア『Cincinnati Enquirer』などが伝えた。
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オハイオ州クラーモント郡に住むタマラ・バンクス(Tamara Banks、41)に24日、過失致死罪で少なくとも9年の有罪判決が言い渡された。タマラは娘カーミティ・ホーブちゃん(Karmity Hoeb)に、砂糖がたっぷりと含まれたマウンテンデューを哺乳瓶で与え、時には育児用調製粉乳と混ぜていた。また娘が様々な健康問題を抱えていたにもかかわらず、医師に診せることはなかったという。
専門家によると、子供が一日に摂取すべき砂糖の量は24グラム未満だが、12オンス缶(約355ml)のマウンテンデューには約46グラムの砂糖が含まれているそうだ。
そんなカーミティちゃんが自宅で意識不明に陥ったのは2022年1月21日のことで、タマラとカーミティちゃんの父クリストファー・ホーブ(Christopher Hoeb、53)が緊急通報し、シンシナティ・チルドレンズ・ホスピタル・メディカル・センターへと搬送された。
しかしながらカーミティちゃんは糖尿病に関連した合併症を起こしており、救急隊が一時的に蘇生させることはできたものの、その後のCTスキャンで脳死状態であることが判明した。そして1月25日、生命維持装置が外され、死亡が確認された。
カーミティちゃんの歯は溶けてほとんど残っておらず、治療も受けていなかったようで、検察官は「これまでで最も悲劇的な事件」と指摘。幼い頃から育児放棄され、重度の合併症の兆候があったにもかかわらず適切な医療を受けていなかったことや、必要な栄養を摂取できず、糖尿病の診断さえついていなかったことを明かしていた。
さらにカーミティちゃんは、亡くなる4日ほど前から深刻な医学的問題があったものの、両親は助けを呼ぶことも緊急治療室に連れていくこともしなかった。そうして娘の容体が悪化し、真っ青になり呼吸が止まってからやっと重い腰を上げたが、すでに手遅れだった。
死因は糖尿病の急性代謝性合併症の一つである「糖尿病ケトアシドーシス」で、脳に酷い損傷を受けており、クラーモント郡の検事補クレイ・タープ氏(Clay Tharp)はこう述べた。
「両親が糖尿病の治療をしていれば、死を防げた可能性がある。あの子は死ぬ必要などなかったのだ。」
なおカーミティちゃんには年上のきょうだいが数人いて、兄の一人も2011年に糖尿病による昏睡状態に陥っていた。幸いなことに回復したが、タマラはその後、当時4歳だった息子を経過観察のため病院に連れていくことはなく、きょうだいも育児放棄や栄養失調で苦しんでいたという。
驚くべきことに、タマラ自身も健康上の問題をいくつも抱え、訪問診療を受けたり定期的に処方薬を補充していたそうだが、娘の異常には最後まで向き合うことなく悲劇を招き、昨年7月に殺人、過失致死、児童を危険に晒した罪で起訴された。
そして今年3月、タマラが過失致死罪を認めたことから検察は他の起訴を取り下げ、今月24日に「少なくとも懲役9年」という判決が言い渡されたのだった。ただオハイオ州の法律では、受刑者の刑務所内での行動に基づき、リハビリテーション矯正局の職員が刑期を延長することが認められており、最長で13年半の服役になる可能性もあるという。
一方でクリストファーも過失致死罪については認めており、判決は6月11日に言い渡されるという。
ちなみにタマラは法廷で「娘の世話はできていたと思う」と語っていたようで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「これは殺人以外のなにものでもない。刑を重くすべきだ。」
「息子も糖尿病で命を落としかけているのに、児童サービスはなぜ、この家族のモニターをしていなかったのか。」
「母親の体格を見ると、家の食事を全部ひとりで食べてしまっていたようだね。かわいそうに。ひどい育児放棄だ。」
「訪問診療をしていた医師、近所の住民、親戚らは女児の異常に気が付かなかったのだろうか。これは虐待だよ。」
「安らかに眠って欲しい。」
育児放棄で死亡した子供のニュースは度々伝えられており、豪ブリスベンでは2020年、当時4歳でダウン症だったウィロー・ダンちゃん(Willow Dunn)が遺体で発見された。骨と皮の状態で床ずれが酷く、顔の一部をネズミにかじられていたという。
画像は『New York Post 「Ohio mom sentenced for death of 4-year-old diabetic daughter who was mostly fed baby formula mixed with Mountain Dew」(Quinlan Bentley/The Enquirer / USA TODAY NETWORK)(E.C. Nurre Funeral Home)(Clermont County Sheriff’s Office)』『The Sun 「VILE CRUELTY Disabled girl, 4, was ‘eaten by rats’ after being ‘starved & left to die’ as parents charged with murder」、「‘DYING SLOWLY’ Evil mum who left daughter, 3, at home to starve to death while eating washing powder as she partied jailed for murder Will Stewart」、「MUM FROM HELL Mum murdered her baby son leaving him to starve while she went on four-day drinking binge」(Credit: VK.com)』『The Daily Star 「Teen mum who left toddler to starve to death while she celebrated birthday is jailed」(Image: PA)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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オハイオ州クラーモント郡に住むタマラ・バンクス(Tamara Banks、41)に24日、過失致死罪で少なくとも9年の有罪判決が言い渡された。タマラは娘カーミティ・ホーブちゃん(Karmity Hoeb)に、砂糖がたっぷりと含まれたマウンテンデューを哺乳瓶で与え、時には育児用調製粉乳と混ぜていた。また娘が様々な健康問題を抱えていたにもかかわらず、医師に診せることはなかったという。
そんなカーミティちゃんが自宅で意識不明に陥ったのは2022年1月21日のことで、タマラとカーミティちゃんの父クリストファー・ホーブ(Christopher Hoeb、53)が緊急通報し、シンシナティ・チルドレンズ・ホスピタル・メディカル・センターへと搬送された。
しかしながらカーミティちゃんは糖尿病に関連した合併症を起こしており、救急隊が一時的に蘇生させることはできたものの、その後のCTスキャンで脳死状態であることが判明した。そして1月25日、生命維持装置が外され、死亡が確認された。
カーミティちゃんの歯は溶けてほとんど残っておらず、治療も受けていなかったようで、検察官は「これまでで最も悲劇的な事件」と指摘。幼い頃から育児放棄され、重度の合併症の兆候があったにもかかわらず適切な医療を受けていなかったことや、必要な栄養を摂取できず、糖尿病の診断さえついていなかったことを明かしていた。
さらにカーミティちゃんは、亡くなる4日ほど前から深刻な医学的問題があったものの、両親は助けを呼ぶことも緊急治療室に連れていくこともしなかった。そうして娘の容体が悪化し、真っ青になり呼吸が止まってからやっと重い腰を上げたが、すでに手遅れだった。
死因は糖尿病の急性代謝性合併症の一つである「糖尿病ケトアシドーシス」で、脳に酷い損傷を受けており、クラーモント郡の検事補クレイ・タープ氏(Clay Tharp)はこう述べた。
「両親が糖尿病の治療をしていれば、死を防げた可能性がある。あの子は死ぬ必要などなかったのだ。」
なおカーミティちゃんには年上のきょうだいが数人いて、兄の一人も2011年に糖尿病による昏睡状態に陥っていた。幸いなことに回復したが、タマラはその後、当時4歳だった息子を経過観察のため病院に連れていくことはなく、きょうだいも育児放棄や栄養失調で苦しんでいたという。
驚くべきことに、タマラ自身も健康上の問題をいくつも抱え、訪問診療を受けたり定期的に処方薬を補充していたそうだが、娘の異常には最後まで向き合うことなく悲劇を招き、昨年7月に殺人、過失致死、児童を危険に晒した罪で起訴された。
そして今年3月、タマラが過失致死罪を認めたことから検察は他の起訴を取り下げ、今月24日に「少なくとも懲役9年」という判決が言い渡されたのだった。ただオハイオ州の法律では、受刑者の刑務所内での行動に基づき、リハビリテーション矯正局の職員が刑期を延長することが認められており、最長で13年半の服役になる可能性もあるという。
一方でクリストファーも過失致死罪については認めており、判決は6月11日に言い渡されるという。
ちなみにタマラは法廷で「娘の世話はできていたと思う」と語っていたようで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「これは殺人以外のなにものでもない。刑を重くすべきだ。」
「息子も糖尿病で命を落としかけているのに、児童サービスはなぜ、この家族のモニターをしていなかったのか。」
「母親の体格を見ると、家の食事を全部ひとりで食べてしまっていたようだね。かわいそうに。ひどい育児放棄だ。」
「訪問診療をしていた医師、近所の住民、親戚らは女児の異常に気が付かなかったのだろうか。これは虐待だよ。」
「安らかに眠って欲しい。」
育児放棄で死亡した子供のニュースは度々伝えられており、豪ブリスベンでは2020年、当時4歳でダウン症だったウィロー・ダンちゃん(Willow Dunn)が遺体で発見された。骨と皮の状態で床ずれが酷く、顔の一部をネズミにかじられていたという。
画像は『New York Post 「Ohio mom sentenced for death of 4-year-old diabetic daughter who was mostly fed baby formula mixed with Mountain Dew」(Quinlan Bentley/The Enquirer / USA TODAY NETWORK)(E.C. Nurre Funeral Home)(Clermont County Sheriff’s Office)』『The Sun 「VILE CRUELTY Disabled girl, 4, was ‘eaten by rats’ after being ‘starved & left to die’ as parents charged with murder」、「‘DYING SLOWLY’ Evil mum who left daughter, 3, at home to starve to death while eating washing powder as she partied jailed for murder Will Stewart」、「MUM FROM HELL Mum murdered her baby son leaving him to starve while she went on four-day drinking binge」(Credit: VK.com)』『The Daily Star 「Teen mum who left toddler to starve to death while she celebrated birthday is jailed」(Image: PA)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)