元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が12日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【単独首位】中日が強い3つの理由とは!? ラミレスが元監督目線で分析!! 打順変更で優勝もある?【プロ野球分析/中日ドラゴンズ】」に出演。好調をキープする中日に対し、唯一疑問に感じるポイントについて語った。

アレックス・ラミレス氏


○4番・5番の打順に持論

中日のコーチ陣の優秀さ、守護神のライデル・マルティネスを筆頭とした豊富な救援陣を称賛した上で、ラミレス氏は「ここまで高橋周平が3番を打っているが、その後、中田翔、細川成也とクリーンナップは続くね」と、4・5番の並びに言及。続けて、「中田はとてもいい選手だと思うよ。まだパワーも持っている」と評価しながら、「ただもう35歳だし、バンテリンドームはとても広いので、ホームランは出にくい。今シーズン、中田がバンテリンドームをホームにして20本打てるだろうか? もちろん打ってほしいが、難しいかもしれない」と指摘する。

さらに、「打率.240、本塁打10〜15、打点50〜60。このくらいが妥当な数字だろうか?」と具体的な成績を予想し、「Aクラス入りするために、この4番の成績で十分だろうか?」と問題提起。そして、「もし細川が中日の4番に座れば、本塁打25〜30本を打てる可能性がある。打点80〜100もできるだろう。打率も.280〜.300くらい打つかもしれない」「年齢もまだ若く、足もそこそこ速いのでダブルプレーにもなりにくい」「才能のある打者を4番に置くことにより、チームの得点効率は上がるだろう」と提言し、「この点が立浪監督率いる中日ドラゴンズの、唯一のクエスチョンマークだね」と持論を述べていた。

【編集部MEMO】

アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。そのラミレス氏のYouTubeチャンネルである『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』では、高橋由伸氏、清原和博氏、山本昌氏をはじめとする球界のレジェンドとの対談動画のほか、日本シリーズやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の解説動画も人気を集めている。