3月20日放送のライオンズエクスプレスでは、昨日に引き続き、埼玉西武ライオンズの元山飛優選手にインタビューした模様を放送した。パ・リーグの印象やライオンズでの意気込みを訊いた。

――パ・リーグの野球の印象は?
元山「セ・リーグはDH(指名打者)がなく、8番バッターだと次のバッターがピッチャーになるので、初球を打ってアウトになると(次のバッターの)ピッチャーが(休めず)しんどいかなとかいろいろ考えることがあったのですが、パ・リーグはメジャーっぽいというか、力対力の勝負みたいなイメージがある。その中に技もあると思いますが、パ・リーグの野球はすごく楽しみです」

――力対力の勝負が楽しみ?
元山「僕は力タイプじゃないのでガツンといけないですが、パ・リーグでは考えすぎずにできるかなと思います。僕自身がそんなに頭を整理することが得意じゃないので、シンプルに考えられるかなと思います」

――実戦で意識していきたい部分は?
元山「嶋(重宣、ファーム野手)コーチに教えてもらったことや、自分の感覚が良いところを伸ばしていきたい。あとは、ヤクルトで教えてもらった『こういう場面ではこういうことを心がけよう』といった部分は、ライオンズの中では僕しか持っていない取柄だと思うので、そこもしっかり生かしてやっていきたいです」

――2つのチームでの教えをうまく融合させる?
元山「そうですね。せっかく2つのチームでやらせてもらったので、ヤクルトで教えてもらったことも存分に生かしながらと思っています」

――ライオンズに移籍して最初のシーズンですが、ライオンズでどういう存在になっていきたいですか?
元山「まずレギュラーを獲ることが1番ですが、去年ヤクルトもライオンズも5位だったので、今年はCS(クライマックスシリーズ)や日本シリーズに行って、優勝に必要なピースだと思ってもらえるような選手になりたいです」

――これから元山選手を応援するライオンズファンがどんどんと増えていくと思いますが、どう呼んでほしいですか?
元山「『飛優』という名前は父親が付けてくれた名前ですし、下の名前で呼んでほしいかなと思います。チームメートは『元山』と呼ぶ人もいますし、『ひいくん』もいますね(笑)。母親がたまに『ひい』と呼ぶときがあるので、嫌ではないですね(笑)。『ひい』と呼ばれたら母親をそのたび思い出します。下の名前で呼んでもらえればなと思いますし、『ひいくん』でもいいです(笑) 」

――今シーズンのライオンズのチームスローガンは「やる獅かない」ですが、「やる獅かない」と決めていることはありますか?
元山「これは偶然なのですが、僕の中学時代のコーチがずっと『やるしかないんや』というふうに言っていて、僕の座右の銘もずっと『やるしかないんや』でした。大学時代もグローブに『やるしかないんや』と(刺繍を)入れていたので、すごく縁を感じています」

※インタビュアー:高橋将市アナウンサー