自民党派閥の裏金事件を受けて、岸田総理大臣ら党の執行部は安倍派の衆議院側のトップだった塩谷立氏と参議院側のトップだった世耕弘成氏に対して党の規則に基づいて離党勧告処分を科す方針を固めた。また、派閥の幹部だった下村博文氏、西村康稔氏には党員資格停止1年を科し、高木毅氏、松野博一氏は党員資格停止6カ月を科す案も示された。

4月3日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、このニュースを受けて、ジャーナリストの津田大介さんが解決策として、収支報告書への不記載などがあった議員は全員辞職すべきだという案を提案した。

野村邦丸「私の場合は離党勧告したって、次の選挙に当選したらまた自民党に戻るんでしょ、党員資格停止されてもなんとも思ってないんじゃないか、と思ってしまうんですけど、津田さんいかがですか?」

津田大介「解決策があるんです。全員議員を辞職すればいいと思うんですよ。そうしたらめちゃくちゃ公平じゃないですか。それで出直して信頼を取り戻す」

邦丸「辞めちゃうんだ?」

津田「それくらい不信感を持たれてると思うんですよ。彼らは疑惑を持たれているというより(収支報告書の)不記載が判明したのは事実ですから、1回辞職してやり直す」

邦丸「相当な数になりますよね。選挙に出たとしても自民党は大敗するでしょうね?」

津田「厳しいでしょうね。ただ野党の支持率も伸びてるわけではないので、どこまで負けるのかは正直わからないですね」

邦丸「でも、処分が出るまで時間がかかりすぎだと思いませんか?」

津田「結局、岸田さんが責任をとるためにやることは2つしかないと思います。秋の総裁選に出ないか、政治資金(規制)法の改正を根本的にやって解散するしかないんですよ」

邦丸「けじめは自分ではつけたんだっていう」

津田「でも、今はつけてないですからね。そうすると支持率は下がりますよね」