遠藤航の決勝弾につながる好守備に脚光【写真:Getty Images】

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リバプールはノッティンガムに1-0で勝利

 イングランド1部リバプールは現地時間3月2日、プレミアリーグ第27節でノッティンガム・フォレストと対戦し、1-0で勝利した。

 日本代表MF遠藤航は後半15分から途中出場し、後半アディショナルタイムのラスト1分に決まった劇的な決勝点の起点となる活躍で勝利に貢献した。現地メディアは採点で遠藤に7点を与え、「日本の戦士がピッチに立つと、たちまちリバプールに威厳を取り戻させた」と評価している。

 カラバオ杯優勝を達成したリバプールだが、相次ぐ主力の負傷離脱に加え、過密日程による疲労で、ノッティンガム戦ではアンカーにセンターバック(CB)のDFジョー・ゴメスを配置する緊急措置が施された。全体的な重たさが拭えないリバプールは、枠内シュート0本で前半を折り返す。後半15分に遠藤とFWダルウィン・ヌニェスが同時投入されると、試合は一進一退のオープンな展開に。

 すると0-0で迎えた後半アディショナルタイム、コーナーキックのこぼれ球へ遠藤がプレッシャーをかけ奪うとMFアレクシス・マック・アリスターへとつなぐ。マック・アリスターはペナルティーエリア手前から浮き球のパスを供給し、ヌニェスがヘディングで叩き込み、終了ラスト1分で劇的な決勝弾を決め、1-0で勝利した。

 英メディア「Football Insider」はノッティンガム戦に出場した選手を10点満点で評価し、決勝弾の起点となった遠藤に対しては7点を与えている。

 寸評では「日本の戦士がピッチに立つと、たちまちリバプールに威厳を取り戻させた」と、遠藤の投入がリバプールを活性化させたことを強調。また、リバプール専門メディア「Liverpool.com」も7点を付けており、「いつも通り空中戦で多くの勝利を収めたが、出場時点で少し疲労の表情を浮かべていた」と、過密日程のなかで最善を尽くしたことを指摘していた。(FOOTBALL ZONE編集部)