食べすぎで増えた体重や、年齢とともに“厚み”を増したおなか、お尻まわり…。そんな悩みも日々の暮らしを見直せば、少しずつリセットできるんです! 40代のイラストレーター・マルサイさんは、「お散歩ラン」を運動歴ゼロから始めたあと、4kgやせたそう。ここでは、始めたきっかけや継続のコツなどを紹介します。太らない秘訣について、医師の工藤孝文先生の解説もチェック。

寄り道ありの“お散歩ラン”で、体重と体のラインに変化が

運動歴ゼロだったマルサイさんが、ランニングを始めたのは3年前。コロナ禍で太ったのがきっかけでした。

「40代になって代謝が落ちたのか、食事に気をつけてもまったく体重が落ちなくて…。ショックを受けました」(マルサイさん)

ダイエット開始当初は筋トレストレッチで2kgほど落ちたものの、停滞したためランニングに挑戦することに。

「最初は数十メートルから、無理のない範囲で走っていたら楽しくなってきて。始めてからトータルで4kgやせ、お尻がグッと上がりました。今も週1〜2回、5km程度をゆるく走っています。気分が乗らないときは、途中で歩いたり、カフェに寄ってもOKということに。お散歩気分で続けています。以前より、気持ちが前向きになったことも大きな変化です」(マルサイさん)

工藤先生のコメント:「ダイエット成功のいちばんの近道は、心が安定していること。運動は幸せホルモンといわれるセロトニンを増やし、心の状態をよくする特効薬です」

気分や体調に合わせて楽しむお散歩ランは二重丸!

週1回のランニングで体を整える

週末の朝、5kmほど走るだけで心も体もリフレッシュ。

「体調によっては、無理せずに途中で歩いたり、距離を減らしたり。やらないよりはましとハードルを下げています」(マルサイさん)

仕事前の筋トレを朝のルーティンに

「最初はダイエット目的でしたが、今は走れる体をキープしたいという気持ちで、仕事前の筋トレを習慣にしています」(マルサイさん)

ユーチューバー「うたラン」さんの腹筋動画がお気に入り。

階段を使うなど、体を動かすタイミングを見逃さない

体力維持のためにも、エレベーターの代わりに階段を使ったり、以前は自転車で行っていたスーパーまで歩くように。

「体のための投資と思って、積極的に動くようにしています」(マルサイさん)

工藤先生のコメント:「階段を使う、スーパーまで歩く、しっかり体を動かして家事をするなど、日常生活での運動で消費されるカロリーは侮れません」

毎日こまめに体を動かすことが、ダイエット成功のカギに。

●小腹がすいたときもプチ筋トレ

集中力が落ちたり、暇になると食べてしまうというマルサイさん。

「そんなときは数分の筋トレ。いつの間にか夢中になって、間食を防げます」(マルサイさん)

妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください

極端なダイエットは健康を損なう恐れがありますので注意が必要です