中田加入でも中日の「4番」は細川成也 球界大物OBが指名「ナゴヤドームでも40本を打つポテンシャルを持っている」
昨季にブレイクした細川。今季はさらなる飛躍の年にしたい(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
立浪和義監督率いる中日は昨季までの2シーズン、いずれも最下位に沈み、2024年は巻き返しの1年となる。
長年悩まされている貧打解消を図るべく、今オフは巨人から中田翔を獲得した。タイトル獲得などの実績を誇るベテランがラインナップに名を連ねることは、得点力アップへの期待を膨らませるには十分だ。昨年加入し、チームの主軸となった細川成也と並ぶことで、打線はさらに厚みを増す。
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昨シーズン、チーム本塁打数(71本)の3分の1にあたる24本塁打をマークした細川。リーグトップクラスの長打力も発揮した昨年以上の活躍も、中日の浮上の為には必須となる。この打線の軸となる2人が今季の中日のカギを握る存在であることは間違いないだろう。
そして、移籍2シーズン目を迎える細川のさらなる活躍を望む、球界OBの声も伝えられている。
現役時、ヤクルト、巨人、DeNAでプレーし、通算380本塁打を記録したアレックス・ラミレス氏がYouTubeチャンネル『ラミちゃんねる』を1月29日に更新。その中で、ラミレス氏が今季の中日の4番に細川を指名するなど、期待のコメントを並べた。
ラミレス氏は昨年の中日について、「何人かの選手が4番に座ったが、その中で最も結果を残したのは細川だった」と振り返っており、「年齢も若いしパワーも凄い。4番として中日の将来を担っていくだろう」と見通している。
また、同じく4番候補の期待が懸かる中田には、昨年の成績を「それほど良い結果ではなかった」と評しており、より広いナゴヤドームになることでホームラン量産なども難しくなると述べている。
一方で、細川には「彼はナゴヤドームが本拠地でも40本は打つポテンシャルを持っている」と強調。さらに、「(細川が)打率.270程度、35〜40本塁打、90〜100打点を記録すれば中日は優勝できるだろう」と見解を示している。
また、「投手陣はリーグ屈指、先発もリリーフも揃っている」として、打線次第で優勝の可能性が高まると語りながら、ラミレス氏は「自分なら、細川を4番で起用したい」と言葉に力を込めていた。
昨季、自身初となるオールスター出場も果たすなど、その活躍がチームにとって数少ない明るい話題となった細川。今季はさらに大きな期待を背負うこととなるようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【ラミちゃんねるの当該動画はこちら/https://www.youtube.com/watch?v=ITuebCCx_qA】