【巨人】V奪回に必須のバックアップ要員の充実 注目集める「ガッツマン」とは

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増田陸は巻き返しを期している(C)CoCoKARAnext

 いよいよ2月1日にキャンプインを迎える巨人では4年ぶりのV奪回を目指すチームの取り組みに多方向から注目が高まりそうだ。

 し烈な外野手争い、新加入のルーグネッド・オドーアの打撃、課題の救援陣充実をどう図るかなど様々な強化ポイントがあがる中、ひそかに注目となっているのはバックアップ要員の存在にもある。

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 今季の巨人内野手布陣は三塁にコンバートされた坂本勇人、新遊撃手の門脇誠、守備には定評のある吉川尚輝が二塁を守り、一塁には岡本和真と鉄壁の内野陣ともいわれている。一方でレギュラーと控えの差が著しく離れていては、主力が故障したときなどに一気にピンチに陥るとあって、控え選手の充実も勝ち星を積み重ねるための大事なポイントとなる。

 その意味で注目されているのは今季で高卒6年目となる増田陸にもある。2022年シーズンは69試合に出場、チームには珍しく闘争心をむきだしにするプレーで巨人ファンの心をつかんだ。

 しかし昨季は2年ぶりに1軍出場なしと悔しいシーズンとなった。左肘内側側副じん帯を損傷するなど故障も影響、巻き返しを期す今季は、まずはキャンプ、オープン戦を通じてどれだけ存在感を示せるかが目指す1軍帯同にも鍵を握りそうだ。

 もう一人、成長を促されている存在には今季がプロ4年目シーズンとなる中山礼都もいる。一昨年、坂本が故障離脱した際には最も多く遊撃ポジションで出場を果たしたことからも期待の高さが感じられる。しかし、昨年すい星のごとく、ドラフト4位ルーキーの門脇が攻守で存在感を示し、あっという間に遊撃レギュラー奪取となったことで中山にとっても今季は勝負の年となりそうだ。

 特に三塁手・坂本においては年齢もあり休養をはさませながらの起用となることも今季は想定される。いかにチーム力を落とさずに年間通して戦えるか。キャンプはでは、大事な陰のキーマンたちの取り組みにも注目してみてもいいかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]