掲載:THE FIRST TIMES

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■「未知なる挑戦だったが、映画の制作を経てライブでやりたい表現がさらにクリアになった」(福山雅治)

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映画『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』の全国公開初日舞台挨拶が1月19日、東京・丸の内ピカデリー スクリーン1で行われた。
この作品は、福山雅治が2023年の夏に開催した『言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』を福山自身が監督を務め、映画化したライブフィルム。

イベントには、自身初のライブフィルムにして自身初となる監督を務めた福山雅治、そして劇中で福山の子ども時代を演じた柊木陽太が登壇した。

映画上映後のステージに福山、柊木が登壇すると、観客から大きな声援が起こる。集まった観客へ向けて、福山は「超満員ありがとうございます」と感謝を伝え、柊木は「少し緊張していますが、最後までよろしくお願いします」と挨拶した。

福山は観客へ向けて「想像していた映画と違っていたらうれしい」と作品への想いを述べるとともに、「ライブはライブ自体が本番。ライブを映画にする意味がどこにあるのか? を見出すところから始まった」と当初はライブフィルムの制作に乗り気ではなかったと告白。

「実際のライブでは観えない・聴こえないが、僕のなかではこう観えてほしい・聴こえてほしいという理想の演出を詰め込み、この映画でしか味わえない作品にしたいという思いが生まれた」と、制作を通して本作で表現したいものが明確になっていったことを明かした。

撮影を進めていくなかで「物語があって初めて映画になる」という考えから、「かつての僕が少年時代に初めてライブを観に行ったときの感覚を思い出し、音楽に憧れていた頃の少年・福山が、ステージに立つ54歳の自分自身に会いに行く」という物語を表現するため、日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』で共演し、福山の子供時代を演じた柊木に「映画の物語の部分を担ってもらうために出演してもらった。柊木さんしか考えられなかった」と本作への起用理由を福山は語った。

音楽好きという共通点を持つ福山と柊木は、ドラマ共演時から休憩中にピアノを連弾したりギターを弾いたりと共に音楽を楽しんでいるそうで、イベント時にも福山は「今日もピックいっぱい持ってきた!」と自身のライブで使用したというギターピックを柊木にプレゼント。

2023年の武道館公演を観たという柊木は「母のお腹にいた頃にも一度福山さんのライブに行った」と明かし、「12年ぶりにライブに行った」と観客を沸かせた。そして「いつもカッコよくて優しい福山さんがライブで歌っているのを観て、さらにカッコよくて興奮した」とライブでの感動を本人に伝えた。

福山は本作の見どころについて、「かつての自分のことを思い出したり、昔の景色、匂いや感情を思い出させてくれる音楽はある種のタイムマシーンだと思っていて、音楽の持つ時空を超える力を映像表現した体験型の映画」「ハリーポッターの映画は観終えているけどハリーポッターのアトラクションに乗るように、ライブは終わっているけれど映画の世界でもう一度旅をするような、見ているだけではない、アトラクションのような映画」と表現。

それに対しMCから「ましゃ・ザ・ライド」のようなものか? と問われると、福山は「ライドしていいですよ」と返答し、場内が沸き上がった。

あっという間にイベントも終了の時間に。福山は「未知なる挑戦だったが、映画の制作を経てライブでやりたい表現がさらにクリアになった。2025年は35周年を迎えるので、大きい動きをしたいと考えているので、それに向けて映画も楽しんでほしい」と来年への期待を込めてイベントを締め括った。

『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』は、全国の映画館にて絶賛上映中。


映画情報
『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』
2024年1月12日(金)よりドルビーシネマ他にて先行上映
2024年1月19日(金)より全国ロードショー ※4週限定

監督:福山雅治
出演:福山雅治、柊木陽太
配給:松竹
製作:アミューズ
(C)2024 Amuse Inc.

リリース情報
2023.12.04 ON SALE
DIGITAL SINGLE「想望」

映画特設サイト
https://www.fukuyamamasaharu-livefilm.com

福山雅治 OFFICIAL SITE
https://www.fukuyamamasaharu.com