大谷翔平の規格外の影響力 元同僚がドジャースとの超巨額契約を“当然”とした理由「7億ドルも数年で元は取れる」

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勝利を求めてドジャース移籍を決めた大谷。その契約は歴史的なものとなった。(C)Getty Images

 2018年にエンゼルスに加入してから、様々な困難にぶつかりながらも、スターダムをのし上がってきた大谷翔平。FAとなった今オフにドジャースと異例の97%後払いを含む10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約を結んだのは、凄まじい成長曲線を描いてきた偉才が“野球の本場”で評価されている証と言えよう。

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 今や時代の寵児となった大谷には、苦楽をともにしたエンゼルスの同僚も賛辞を惜しまない。米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』のジャック・ビタ記者がホストを務めるポッドキャスト番組「Jack Vita Show」に出演したアンソニー・レンドーンは、「7億ドルは数年で元が取れると思う」と、プロスポーツ史上最高額となった契約を振り返っている。

 自身もエンゼルスと2019年オフに7年総額2億4500万ドル(約356億円)という高額契約を締結した経験があり、FAの酸いも甘いも知る。そんな33歳は、「オオタニがエンゼルスに戻ってくると思っていたか?」と問われ、「ハハッ。いやいや、思ってなかったさ」と正直に告白。そして、大谷の影響力の大きさを語っている。

「彼がフィールド内外でもたらすものの大きさを考えると、なおさら戻ってくるとは考えられなかった。野球のいち組織に彼がもたらすマーケットがどういう規模なのかを知っているのはエンゼルスだけだ。

 彼はエンゼルスに6年間在籍したわけだから、アーテ(モレノオーナー)や球団内部の人たちだけが、テレビの視聴率だったりを理解している。でも、他球団はショウヘイなら『あれもできるし、これもできるかも』と推測する。ドジャースは“ドジャースらしい対応”をしたと思うよ」

 一部のファンが希望を抱いた大谷との再契約にシビアな見解を示したベテランは、規格外のメガディールを締結させたドジャースにも称賛を口にしている。

「彼らはあれだけの金額をつぎ込むギャンブルをすることを躊躇せず、ショウヘイが契約に見合ったものをもたらしてくれると賭けたんだ。もちろん、俺は彼が野球を通して披露する活躍によってドジャースはかなりの儲けを得ると思うよ。7億ドルだろうと、数年で余裕で元は取れるさ」

 世間を賑わせた大型契約も「当然」としたレンドーン。経験豊富な彼をしてここまで言わせる大谷は、やはり桁違いの存在だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]