「苺(いちご)サンドショート(4.5号)」(銀座コージーコーナー提供)

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 12月24日の「クリスマスイブ」にクリスマスケーキを食べる人は多いと思いますが、ケーキの予約を忘れて苦い思いをした経験はありませんか。ケーキ店の中には、クリスマスケーキの予約販売を重視し、当日販売を最小限に抑える店があるため、店で直接購入しようとした際に、すでに売り切れていることがあります。

 実際に、SNS上では「クリスマスケーキの予約を忘れた」「予約を忘れて詰んだ」「手作りする」という内容の声が上がっていますが、予約をしなかった場合、12月24日に店頭でクリスマスケーキを購入するのは難しいのでしょうか。クリスマスケーキの例年の販売状況などについて、ケーキの製造、販売を行う銀座コージーコーナー(東京都中央区)宣伝課の担当者に聞きました。

例年は午後8時ごろに完売

Q.そもそも、銀座コージーコーナーでは、今年、クリスマスケーキの当日販売を実施するのでしょうか。例年のケーキの販売状況も含めて、教えてください。

担当者「当社が展開する店舗では、12月16日から同月25日までの間、クリスマスケーキの当日販売を実施しています。事前のご予約は不要です。また、店舗によって異なりますが、ケーキの予約販売は12月中旬まで受け付けていました。

お客さまの来店がピークを迎える12月24日については、毎年、できるだけ日中に完売することがないよう、努めております。ただ、店舗によっては、一部商品が日中に完売するケースがあります。各店舗の状況や、当日の天候にもよりますが、例年、午後8時ごろには、ほぼ全ての商品が完売するケースが多いです」

Q.ケーキ店の中には、クリスマスケーキの予約販売に力を入れる店もあります。銀座コージーコーナーは、店頭での当日販売と予約販売のどちらを重視しているのでしょうか。

担当者「当社は、あくまで店頭での当日販売がメインです。なぜなら、当社は『いちばん身近なスイーツショップ』を企業理念としており、1人でも多くのお客さまに定番のおいしさが味わえるクリスマスケーキをお手頃な価格で提供することで、笑顔になっていただきたいという思いがあるからです。

そのため、クリスマス期間中は、お客さまが最寄りの店舗でお気軽にご購入いただけるよう、できる限りケーキの在庫を切らさないように努めております」

Q.店頭での当日販売がメインということですが、予約販売を行う理由やメリットについて、教えてください。

担当者「ケーキの予約販売については、お客さまの利便性を考慮する目的で以前から実施しています。事前予約によるお客さま側のメリットは、『寒い中、長時間お並びいただかずに済む』『ご希望日に確実にご購入いただける』の2点だと考えております。

当社の店舗はショッピングモールや駅ビル、商店街の一角などに展開しているケースが多く、毎年、クリスマス期間中は通路やコンコースなどに、テーブルと冷蔵ケースを並べたクリスマス商品専用の簡易的な売り場を設けています。

ありがたいことに、スタッフが『最後尾はこちら』と書いたプラカードを持って立たなければならないほど、多くのお客さまに売り場に並んでいただいております」

 銀座コージーコーナーでは、店頭での当日販売に力を入れているとのことです。クリスマスケーキの予約を忘れて困った場合、最寄りの店舗に行ってみてはいかがでしょうか。