退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社」ランキング発表 5位「フィードフォース」4位「ガイアックス」…トップ3は？
転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク（東京都渋谷区）が、「退職者が選ぶ『辞めたけど良い会社ランキング2023』」を発表しました。
コンサルティング業界の企業が6社
同調査は2020年以降、同サイトに投稿された「社員クチコミ」のうち、「退職者」からの投稿が5件以上ある、従業員数が300人未満の8045社、6万7064件の「クチコミ」を対象データとし、「総合評価スコア」を集計したものです。
調査の結果、5位は「フィードフォース」（総合評価スコア：3.88）、4位は「ガイアックス」（同3.96）、3位は「アクシスコンサルティング」（同3.99）、2位は「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ」（同4.33）、そして1位は「スカイライト コンサルティング」（同4.41）でした。トップ30のうち、6社がコンサルティング業界の企業となっています。
上位にランクインした企業について、退職者からは「社員みんなで会社を作っていこうという風土があり、コンサルタントという職種とも相まって、社員の自主的な会社の仕組み作り、制度作りが積極的に行われていました（コンサルタント、男性、スカイライト コンサルティング）」「働いているうちに会社が大きくなり、社員が増えるのは見ていて楽しかった。これが働きがいだともいえる（開発部、男性、フィードフォース）」といった“クチコミ”が寄せられています。
なお、企業規模を問わない退職者評価の全体平均スコアと比較すると、総じてトップ30企業のスコアが高く、中でも「社員の士気」「20代成長環境」「人材の長期育成」「NPS（ネットプロモータースコア）」のスコアは1点以上の、「風通しの良さ」は1点近くの差をつけて高評価となっていたということです。
調査結果を受けて、同社は「新卒一括採用・終身雇用が前提だった時代には、『退職者＝裏切り者』といった言葉を投げかける企業もありました。しかし、昨今では一部の企業で退職者を再雇用する『アルムナイ（卒業生）採用』を活用する動きもあり、退職者とのつながりを重視する企業が増えています」「長い時間をかけて育てた社員や苦労して採用した社員が辞めてしまうことは企業にとって大きな損失ですが、今後ますます人材の流動性が高まることが予測される中、他社への転職を避けて通ることはできません。自社で培った経験を糧に他社でも活躍できる人材を育成し、送り出すことができる企業文化を構築することは、長い目で見れば自社にとってプラスに還元するのではないでしょうか」とコメントを寄せています。
