5Gスマホ「Nothing Phone (1)」に次期OS「Nothing OS 2.0」が今年8月末までに提供予定!

Nothing Technologyは9日(現地時間)、同社が展開する「Nothing」ブランドにおけるスマートフォン(スマホ)向け独自ユーザーインターフェース(UI)「Nothing OS」の次期バージョン「Nothing OS 2.0」をまもなく提供開始するとお知らせしています。

すでに紹介しているように同社では次期スマホ「Nothing Phone (2)」を日本時間(JST)の2023年7月12日(水)0時より発表イベントを行って正式に発表する予定で、このNothing Phone (2)は認証情報からNothing OS 2.0を搭載していることが判明しています。

また同社の創業者兼CEOのCarl Pei氏は自身のTwitterアカウント( @getpeid )にて同社初のスマホ「Nothing Phone (1)」にもNothing OS 2.0を2023年8月末までに提供する予定だと投稿しています。

なお、Nothing OS 2.0は当初、Android 13をベースにしているものと見られていますが、すでにNothing Phone (1)には次期プラットフォーム「Android 14」のベータ版が提供開始されており、Android 14へのOSバージョンアップを予定しているため、Android 14の正式版リリースのタイミングによってはAndroid 14ベースでNothing OS 2.0が提供される可能性もありそうです。


Nothing Phone (1)は発売前に全世界で20万台以上の先行予約待ちとなり、StockXにて100台限定でオークションを行った際に最高額は3000ドルで落札されるなど、ここ数年で最も期待されたハイテク製品の1つとなっており、当初から日本でも発売されることが案内されており、昨年7月に正式発表されました。

特長は背面に「Glyph Interface(グリフインターフェイス)」と呼ばれる仕組みのLEDライトを備え、通知や充電など状況に合わせてが光るようになっており、光り方はさまざまなパターンに合わせて設定でカスタマイズできるようになっており、OSにはAndroid 12ベースの独自ユーザーインターフェース「Nothing OS」を搭載しています。

これにより、プリインストールアプリを極力少なくし、AIによるアプリ制御と合わせ、快適に使え、3年間のOSバージョンアップに加え、4年間のセキュリティーパッチ(2カ月ごと)の提供を保証しています。サイズは約159.2×75.8×8.3mm、質量は約193.5g。生活防水・防塵(IP53)に対応。



主な仕様は約6.55インチFHD+(1080×2400ドット)フレキシブル有機ELやQualcomm製「Snapdragon 778G+ 5B Mobile Platform」、4500mAhバッテリー、急速充電(33W)、ワイヤレス充電「Qi」(15W)、ワイヤレスリバースチャージ(5W)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、指紋認証、顔認証、nanoSIMカード×2など。カメラは以下の構成。

<フロントカメラ>
・1/3.1型の約1600万画素CMOS(Sony製「IMX471」)/広角レンズ(F2.45)

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(Sony製「IMX766」)/広角レンズ(F1.88、焦点距離24mm、OIS、EIS)
・約5000万画素CMOS(Samsung製「JN1」)/超広角レンズ(F2.2、画角114°)

携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。その他の詳細な製品情報は『Nothing Technology、初スマホ「Nothing Phone (1)」を正式発表!独創的な光るバックパネル搭載。日本では6万9800円で8月に発売 - S-MAX』をご覧ください。

5G NR: n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

OSは発売時にAndroid 12ベースのNothing OS 1.0がプリインストールされており、その後にNothing OS 1.1などの何度か更新があった後、現在はAndroid 13ベースのNothing OS 1.5が提供されています。またさらにAndroid 14の開発者向けプレビュー版として「Android Beta Program」に参加しており、Android 14のベータ版も提供されています。

そうした中で今回、Nothing OS 2.0が今年8月末までに提供されることが案内されました。なお、同社では2023年はソフトウェアの年だとしており、Nothing OS 2.0はビジュアルアイデンティティーに関するより多くの要素が新たに導入され、意図的な消費にフォーカスされていると説明されています。



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記事執筆:memn0ck


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