東京株式(前引け)=続伸、半導体関連買われ全体押し上げる

写真拡大

 15日前引けの日経平均株価は前営業日比113円15銭高の3万3615円57銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億3194万株、売買代金概算は2兆1150億円。値上がり銘柄数は1160、対して値下がり銘柄数は588、変わらずは85銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は売りと買いが交錯する展開となり、日経平均は前日終値を挟み方向感なくもみ合った。前日の米国株市場でFOMCの結果発表後にNYダウが一時大きく値を下げるなど不安定な相場となったことで、東京市場でも目先利益確定の売りを誘発し上値を押さえる展開となった。ただ、下値では買い意欲が強く、海外投資家と見られる買いで前場取引後半は戻り足を強めた。米株市場で半導体関連株が買われたのを引き継いで、東京市場でも同関連株が総じて強さを発揮し、全体を押し上げている。売買代金は前引け時点で2兆円を上回るなど活況商いとなっている。

 個別ではソシオネクスト<6526.T>が大商いで値を飛ばしたほか、アドバンテスト<6857.T>も物色人気に。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>も堅調。ニデック<6594.T>が高く、日本郵船<9101.T>など海運株が買いを集めた。Link-U<4446.T>が値上がり率トップに買われ、Hamee<3134.T>が急騰した。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、エーザイ<4523.T>が大幅下落した。TOKYO BASE<3415.T>が急落、ブラス<2424.T>も大幅安。前日に続きJPホールディングス<2749.T>の下げも目立っている。

出所:MINKABU PRESS