ソウル市内を眺める市民(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】世界の幸福度に関する調査で、幸福だと答えた韓国人は全体の57%と、調査対象の32カ国のうちハンガリー(50%)に次いで2番目に低かった。国際世論調査会社イプソスが15日発表した。

 韓国幸福度は32カ国の平均(73%)を大きく下回った。韓国幸福度は前年と同じだが、10年前(62%)に比べると低下した。

 今回の調査で幸福度が最も高かったのは中国(91%)で、サウジアラビア(86%)、オランダ(85%)、インド(84%)、ブラジル(83%)と続いた。米国(76%)は14位、日本(60%)は29位だった。

 イプソスは、南半球諸国で幸福度が前年に比べ大きく上がったと指摘した。

 幸福をもたらす要因を尋ねたところ、韓国では自分の子ども(78%)、パートナー・配偶者との関係(73%)で満足感が高かった。一方で国の経済状況(21%)、社会・政治状況(23%)に対する満足度は低く、32カ国の平均を大きく下回った。自分の人生に意味があると感じること(34%)、物質的な富(39%)も低い数値だった。

 助けが必要な時に頼れる親しい友人や親戚がいるとの回答は61%だった。韓国より低かったのは日本(54%)とブラジル(58%)だけだった。