【WBC】大谷翔平 初戦中国戦で先発、二刀流出場へ!「楽しみ。フィジカルは今までで一番良い」

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侍ジャパン・大谷翔平 Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images

3月9日にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンドプールB、中国代表との初戦(19時 東京ドーム)を迎える野球日本代表侍ジャパンが8日、東京ドームで練習と公式記者会見を行った。

会見には栗山英樹監督(61)、大谷翔平選手(28/エンゼルス)、今永昇太選手(29/DeNA)、ラーズ・ヌートバー選手(25/カージナルス)が登壇した。

■大谷翔平 記者会見

Q.いよいよ初戦。今の気持ちは?

楽しみにしていますし、初戦なのでチームの勢いとしても初回の入りからしっかりと集中して入りたいと思います。

Q.栗山英樹監督が初戦投打二刀流での出場を明言したが?

WBCは初めてなので緊張するとは思いますが、まずはいつも通り自分らしいプレーをしたいと思っていますし、いつも通りの準備の仕方と心構えでやりたいと思っています。

Q.栗山監督にはいつ伝えられた?

他のピッチャーとの兼ね合いもあると思いますし話し合いながら、さっき話をして「先発というのを発表するから」と言われました。

Q.投打のコンディションは?

バッティングは何打席か立てたので状態も悪くないと思いますし、向こう(アメリカ)ではピッチングをしてきてこっち(日本)ではブルペンに入って今日も少し投げて、体の状態はすごく良いので、いつも通りの入りができれば充分に試合は作れるんじゃないかなと思っています。

Q.投手としてどれだけのパフォーマンスを出せる自信がある?

今の自分の100%は出せると思います。実質今年初めての公式戦というか本番の試合なので、正直どこまで出るのかはその時になってみないと分からない部分やその日の調子もあると思います。

今の調整の延長線上でしっかりとした入りができればいけるんじゃないかなと思っています。

Q.メンタル面、フィジカル面と今がベストのように思えるが自身はどう感じている?

フィジカルは今までで一番良いんじゃないかなと思っていますし、体調面も現時点では申し分ないんじゃないかなと思っています。

Q.球数制限(1次ラウンドは65球、準々決勝は80球、準決勝と決勝は95球)がある公式戦は初めてかと思うが、そこへの心構えは?

球数のことはあまり考えずに、僕以降のピッチャーも充分力のある投手達が控えているので、まずは一球一球気持ちを入れてゼロに抑えることを考えていければ、あとは自分自身がチームにどれだけ勢いを与えられるかだと思っています。

球数が終わった時点で、後に託したいなと思っています。

Q.大谷選手にとって二刀流を貫くことはどういうこと?

自分のプレースタイルではあるので、投打共にチームで必要だと思われているのであればもちろん出たいなと思っていますし、自分にできる限りのことをしたいなと思っているので、一つのスタートとして明日(9日)まずは投げることから入って攻撃もしっかりと参加したいなと思っています。

Q.鈴木誠也選手(左脇腹の張りで辞退)から「ヌートバーをよろしく」と言われたと聞いたが、チームの雰囲気は?

僕がいなくても充分にチームに溶け込める人間性や人柄だと思うので、何も心配することはなく、明日(9日)の試合でファンの人達の声援が大きければ大きいほど本人のやる気や自分が日本という国に受け入れられているのかどうかが分かると思うので、素晴らしい声援を送ってもらえれば僕としても嬉しいです。

Q.大谷選手にとって、WBCの位置付けは?

シンプルにこれで優勝した国が一番強い国だという大会になればベストですし、トップ層の選手達が出ることによってそういう大会に近付いていくことは明確だと思います。今回、たくさんの素晴らしい選手達が出てくれたことは大会自体にとってすごく大きいことだと思います。

Q.今大会をどういう大会にしたい?

各国素晴らしい選手達が出場しているので、日本のチームもそうですが本当に素晴らしい選手達が集まってくれて、良い試合ができればと思っています。

勝ち負けはもちろん付き物ですが、その中で各国が自分達の野球をできれば素晴らしい大会になるんじゃないかなと思っています。