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2月26日放送の「日曜日の初耳学」の企画<インタビュアー林修>に遠藤憲一が出演。出演ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズのエピソードや、マネージャーとして縁の下を支えてくれる妻への思いを率直に語った。知られざる将来の目標には、林先生もビックリ!

■"エンケン"呼びは「うれしいです」

親しみを込めて"エンケン"と呼ばれることもある遠藤。林先生が「エンケンさんと呼ばれることに抵抗は?」と聞くと、「逆にうれしいです。女性に呼びつけにされてもいいぐらい」と柔和な笑顔を見せる。

ドラマ「ドクターX」で演じた医師・海老名は気弱で権威に弱いキャラクター。西田敏行演じる院長におもねって口にする「御意」の一言が人気を呼んだ。

海老名のキャラクターは、アドリブ飛び交う撮影現場で培ってきた。「西田さんのアドリブは、シーンが膨らむように、人物が深くなるように工夫されているので、そこに乗っかっていくと自然と役が育っていくんですね」と先輩の気遣いに感謝する。

番組には、「ドクターX」主演の米倉もVTR出演。「憲一のためなら」と多忙の合間を縫って収録の直前に佐賀県でインタビューに応じたといい、遠藤について「いつもそばにいてくれてさりげなく応援してくれる先輩ですね。役者さんとしてすごく尊敬しているし、だけどお友達みたいに話をしてくれる。不思議な存在ですね」と絆の深さをにじませた。

■160倍を突破して入った「無名塾」を10日で退所...

「半端なツッパリ」で高校も中退。仲代達矢が主宰していた「無名塾」に160倍の倍率で合格するが、「厳しい規律がいやになっちゃって、10日でやめた」という。

仲代とは、のちに映画「金融腐蝕列島-呪縛-」で共演した。「役所(広司)さんが『あいさつ行きづらいだろう』って一緒に仲代さんところに行ってくださって。共演できて、自分の中ではひと区切りした感じですね」と振り返った。

芸能事務所での活動を経て独立し、現在は妻がマネージャーを務めている。"コワモテ俳優"からより幅広い役柄にチャレンジすることが増えたのも、妻のおかげだという。

「(妻のマネージャー就任は)16年前ぐらいですかね。頼んで頼んで頼んで3年かかってようやく引き受けてくれたんですけど、『その代わり、私のやりたいようにやるから覚悟してね』と。やったことのない仕事もやるうちに広がっていったんです」と遠藤。コメディ作品やバラエティ番組でも活躍し、お茶の間人気をどんどん高めていった。

■「照れずにちゃんと感謝できる人間になってみたい」

コミカルなキャラクターを演じるきっかけになったのがいわゆる"朝ドラ"、連続テレビ小説「てっぱん」で演じたヒロインの父親役。遠藤自身「朝ドラのオファーが来るなんて思いもよらなかった」といい、「『時代が変わったな』って思いましたね。こういう顔つきだからこういう役とか、そういう時代じゃないんだなって」としみじみ。

俳優、ナレーターとマルチに活躍する今、「女房に『良かったよ』って言われるのが一番うれしいです。感謝しかないですね」と、支えてくれた妻への感謝の言葉は尽きない。

だが、面と向かってその感謝を伝えられないのがもどかしい。「心の強い人になりたいっていうのが夢なんですよね。あと、照れずにちゃんと感謝できる人間になってみたいです」と率直な思いを口にする。

20代の後半ぐらいから脚本にも挑戦していて、ドラマに脚本家として参加したことも。「結局、作品を作ることに一番情熱を燃やせるってことに気づき始めて」と、今も連続ドラマをイメージした脚本を少しずつ書きためている。

「自分の中に眠ってる『こんなドラマを作ってみたい』っていうのが何かあるんです。そして1話だけ監督してみたいんです。スタートだけは世界観があるんで。それが今最大の夢ですかね」と夢を語り、林先生やスタジオメンバーを驚かせていた。

2月26日放送「日曜日の初耳学」より、遠藤憲一が知られざる下積み時代やこれからの夢を打ち明けた<インタビュアー林修>がTVerで見逃し配信中!
遠藤憲一編<インタビュアー林修>のTVerはここをクリック!※3月5日(日)21:59終了予定

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。