豊川悦司「人生は一度きりなんでね。体が動くうちに...」意外な″将来の展望″を告白
2月5日放送の「日曜日の初耳学」の企画<インタビュアー林修>に豊川悦司が出演。大ヒットドラマのエピソードや知られざるプライベートの楽しみ、日ごろ大切にしている人生哲学までたっぷり語った。「人生は一度きり」という豊川が見つめる、意外な将来の展望とは?
■「北川悦吏子さんと毎日のようにFAXのやり取りを...」
冒頭、林先生に「ほとんどバラエティ番組には出られないですよね?」と尋ねられ、「あまり俳優が素の姿を見せないほうがいいんじゃないかっていう思いがどこかにあって」と率直な思いを語った豊川。
作品には、全身全霊で向き合ってきた。最高視聴率28.1%を記録した1995年の大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」の撮影時は「シナリオについてもアイデアを出させていただいて。(当時は)携帯がないから、僕と脚本の北川悦吏子さんの間で毎日のようにFAXのやりとりをしていました」という。
撮影中はもちろん、撮影が終わった後も"役を引きずる"感覚があるといい、「ラブストーリーを撮影している時は恋愛感情に近いものを自分の中に積み上げていくので。若い時は相手役の女優さんの写真を常に持ち歩いたりしましたね。(撮影後は失恋した気分に)なる時はなります」とも打ち明けた。
ここで、「愛していると言ってくれ」で相手役を務めた常盤貴子がVTR出演。スタッフから、撮影当時の豊川が常盤の写真を持ち歩いていた、と聞くと「えーっ!知らないです!本当に!?でも、私も(2人の写った写真を)ずっと持ってたんですよ」と語り、2人が"相思相愛"だったことが判明。スタジオを驚かせた。
■新喜劇好き!さらりと"誰がカバやねん!"を披露
豊川は大阪府八尾市に生まれ、20歳の頃まで関西で過ごした。林先生が「喜劇の系統はお好きだったんですか?」と振ると、「好きでしたね。よしもと新喜劇とか松竹新喜劇とか...。よく見てましたね」と意外なプライベートを告白。林先生がお気に入りのギャグを聞くと、原哲男さんの"誰がカバやねん!"をさらりと披露し、「今でも(関東で視聴できる新喜劇のレギュラー番組を)録画して見るようにしてます」と明かした。
謎に包まれた交友関係の一端も明かされた。映画「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年)で共演した後輩俳優の山粼賢人や吉沢亮について「ギラギラしていてすごかったですね。同性から見てもかっこいいなと思いましたね」と絶賛。
現在公開中の豊川主演映画「仕掛人・藤枝梅安」で共演する椎名桔平とは、プライベートでも25年来の友人だといい、撮影期間中に椎名からおしゃれな誕生日プレゼントを贈られたエピソードを嬉しそうに語る場面もあった。
■大切にしている"自分を俯瞰する"視点
「仕掛人・藤枝梅安」の話題では、「時代劇はこれから世界の映画界の中で一つのカテゴリとして成長していくんじゃないかな。もう少しリスキーに映画を作っていければ、日本の映画っていろんなものを開拓できる余地があると思うんです」と日本映画界の今後にも思いを馳せた豊川。
日々心がけているのは、"自分を俯瞰する"こと。「自分がいいと思ったものに固執しすぎないことがとても大事」といい、「前にばかりじゃなく、自分が歩いてきた道にも気づかなかったいいことが落ちているかもしれない。自分の運とか可能性を信じて、広く自分というものを見てあげられたらもっと人生って面白くなるんじゃないかな」と語った。
そして「どのくらいまで俳優を?」の質問には、「まだ体が動くうちに違うことにもトライしてみたいなっていう気持ちがあります」と告白。「世界放浪の旅もまだやっていないし。人生は一度きりなんでね、悔いがないと思えるにはどう生きればいいかと思ったりしますね」とも打ち明けた。
美学に裏打ちされた豊川の生き様に触れ、林先生は「60、70、80歳...とまた素敵な姿を見せてくださるかと思ったら、もしかしたらそうじゃないかもしれない。またそのパッとした引き際もカッコいいんだろうな」としみじみ感じ入っていた。
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2月5日放送「日曜日の初耳学」より、豊川悦司が仕事や人生哲学、プライベートまでたっぷり語った<インタビュアー林修>がTVerで見逃し配信中!
豊川悦司編<インタビュアー林修>のTVerはここをクリック!※2月12日(日)21:59終了予定
「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。