三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、日本信号、QUADRACは1月10日、「福岡市地下鉄」タッチ決済による実証実験」を、全線全駅に拡大し、2024年3月まで延長することを発表した。

拡大後(3月27日〜)

4社では、2022年5月より、福岡市地下鉄において、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したVisaのタッチ決済による一体型改札機通過に関する実証実験を行ってきた。

実証実験開始以降、利用者からは「事前チャージが不要で利便性が向上した」「対象駅がわかりづらいので拡大してほしい」などの声が寄せられていたという。そこで今回、さらなる検証を進めるため、2023年3月27日の七隈線延伸開業に合わせ、対象駅を全線・全駅に拡大する。さらに、期間を2024年3月31日まで延長し、Visaブランド以外の決済ブランドにも対応する。

一体型自動改札機と、タッチ決済読取

2023年3月27日からは、福岡市地下鉄の空港線、箱崎線、七隈線の全3路線、全36駅(櫛田神社前駅含む)に拡大する。対象者となるのは、タッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマホなどを所有する者。決 済ブランドは、Visa、JCB、Amex、Diners、Discover、銀聯。なお、Diners、Discover、銀聯ブランドのタッチ決済による鉄道乗車は全国初とのこと。決済ブランドの対応時期は、一部変更になる場合もある。